どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

先生のための<ひとこと集>(第12回)       

先生のための<ひとこと集>(第12回

          

ひとこと ⑫ 感受性(感性。センシィティビティ)が向上すると、どんな価値が、あるのでしょう?


田中先生の感受性が向上すると
(1)田中先生は、これまで感じ取ることが出来なかった、佐藤君の<心>を、感じ取ることが出来るようになります。


田中先生「佐藤君は、いつも明るい子で、悲しくなることなど、ない、と、僕は思っていたけれど、実は、そうではなかったんだ!」


つまり、田中先生の佐藤君の性格認識が、変化したのです。



<心>の定義。
<心>とは、<感情>と<願い>の、ふたつです。
<心>=<感情(気持ち)>+<願い>
<感情(気持ち)>=喜、怒、哀、楽、憎、怨、厭、好き、・・・。
<願い>=<したい、したくない>。<して欲しい、して欲しくない>。



(2)田中先生のこの変化は、二人の対話によって、田中先生と佐藤君の共感を、より強めることになり、<心の交流>を、より親密にするのです。


このことは、具体例では表現できません!
その場だけで、起こることだからです!
その場にいないと、感じることが、出来ないからです!



(3)対話による、教師と生徒の<心の交流>が、教育の目的である<生徒の人間形成>を実現するのです。
教師が、自分の心を、正直に、正確に、生徒に伝えることによって、教育の目的である<生徒の人間形成>が、促進されるのです。

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どんぐりおじさん
          (教育心理研究者。教育カウンセラー)



               

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