どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

共育学(第28回)

教師以外の皆さんへ。
私の記事は教師の皆さんを対象にして書かれています。
しかし教師以外の皆さんにも、ぜひお読み頂きたいと願っています。
何かのご参考になるのでは、と考えているのですが、いかがでしょうか?





      共育学(第28回)
       =自己概念テスト結果の検討(その16)


            

                私は、どんな人?



教師の皆さん。
前回に引き続き、あなたが試みた<自己概念テスト結果>を、あなたなりに検討、分析をして下さい。
以下に述べるのは、私なりの検討、分析です。参考にして頂ければ有りがたく思います。



(1)~(15)・・・すでに検討済みです。
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今回は、(16)・・(その2)からです。



 自己概念(16)私は、生徒を、注意する。(その2)


M先生とWさんの話し合いが、まだ続いています。


W「M先生の教育観によれば、人間の行動は、<良い行動>と<悪い行動>の、二つに分類できるのですね?」


M「そうです」


W「具体的に、説明して頂くと、解りやすいと思うのですが、どうでしょうか?」


M「そうですね。生徒がケンカをしていたら、『やめなさい』と注意します」


W「なぜですか?」


M「ケンカは、<悪い事>だからです」


W「そうですか。私は、ケンカは悪い事だとは考えていないのです」


M「これは驚いた! なぜですか?」


W「生徒は(生徒に限らず、すべて人間は)、自分の体験から、何かを学び取り、成長して行く、と私は考えているからです。ケンカをした事のない人は、ケンカの<味>がわかりません。ケンカも大切な経験です。


M「なるほど。その考えは、解るような気がします。では、Wさんは、生徒のケンカを、黙って見ているのですか?  ケンカを生徒に体験させるために!」


W「そうです。黙って、ジッと観察を続けます。怪我をしそうな殴り合いが始った時だけ、力ずくで止めに入ります。
怪我をしてしまうと、後が、いろいろとヤッカイになるからです」 =以上=
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これで、M先生の教育観、教師観が、はっきりしました。


さて、今、これをお読みの、あなたは、M先生の教育観、教師観を、どう思われますか?
同感ですか?
異議あり、ですか?


コメントを、お待ちしています。  
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        コメントを、いつも心待ちにしている             どんぐりおじさん
       (共育心理研究者。共育カウンセラー)


              

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