教師に求められる<心的能力>(その4)=共感力=
教師に求められる<心的能力>(その3)=要点
② 教師が、生徒の<心>を感じ取る感受性。
<心>=この瞬間の<気持ち(感情)>+この瞬間の<願い>
あなたが、今、対面している生徒の、刻々と変化する<心>は、外から見えません。
それなのに、あなたは、生徒の刻々と変化する<心>を知る事が出来るのでしょうか?
あなたは、かなり正確に、それを知る事ができるのです。
どのようにして?
それは、目の前にいる生徒の、刻々と変化する、表情、しぐさ、声の抑揚、声の色合いが、生徒の<心>を表現しているからです。
あなたの感受性が、強ければ、強いほど、より精度よく、それを知る事が出来るのです。
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教師に求められる<心的能力>(その4)=共感力=
② 教師が、生徒と共感し合う<共感力>。
<心>=この瞬間の<気持ち(感情)>+この瞬間の<願い>
対話の場において、あなたが、ひとりの生徒と真摯に対話しています。
対話のプロセスの中で、ふたりが、同時にスパークして、ふたりの<心>が、一体となり、響き合った瞬間が、<共感>の瞬間です。
「嬉しいね!」、「悲しいね!」、「つらいね!」、
「そう、したかったんね!」・・・。
<共感>の瞬間に、<心の交流>が起こったのです。
<共感>が起こるためには、教師の<共感力>が求められます。
<共感>の回数が多いほど、教育の目的である<生徒の人間形成(人格養成)>は、促進されるのです。
たとえ、1日、1回でも、その生徒との間に、<共感>が起これば、<その生徒の人間形成>に役立つのです。
<共感>の体験が、その生徒の心に、強く深く刻まれるからです。
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どんぐりおじさん
(教育心理研究者)