「私、定時で帰ります！」
　　　　　　　　＜チェック・リスト＞

                                                  

前書き
教師の皆さん。
教員の働き方改革が唱えられてから、大分たちましたね。

あなたの改革は、進んでいますか？
進んでいないとすれば、それはなぜでしょうか？
それを、ご自分でチェックし、改革を進めて欲しいと願っています。
あなたの改革は、あなた自身が進めるしかないのですから。

理想は「仕事を家に持ち帰らず、定時で家に帰り、家族と対話したり、自分が読みたい本を読んだり、・・・・、する」ことです。

このチェックリストが、この理想に、あなたが少しでも近づくために役立てて頂けたら
こんな嬉しい事はありません。

チェック　①「あなたは、残業をしていますか？」
　　　　　A先生「イエス」
　　　　　　　　私「残業は何時間位してますか？」」
　　　　　　Ａ先生「平均、3時間位です」
　　　　　　　　私「仕事のやり方を、合理的にやって、改善できないでしょうか？」
　　　　　　Ａ先生「例えば？」
　　　　　　　　私「優先順位を考えて、明日でよい物は、明日にまわす。問題作りは、
　　　　　　　　　　一回分だけ作らないで、数回分をまとめて作るとか」
　　　　　　Ａ先生「なるほど。これまで、あまり改善策を考えていなかったようです。　　　　　　　　　　これからは自分なりにいろいろ考えて、他の人にも聞いたりして、　　　　　　　　　　残業時間を減らして行きたいと思います。一日、10分減らせば、5　　　　　　　　　　日で50分減らせますからね」
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　　　　　　Ｂ先生「イエス」
　　　　　　　　私「なぜですか？」
　　　　　　Ｂ先生「自分の仕事は、定時に終るので、すぐ帰りたいのです。でも周りの　　　　　　　　　人が残っているし。早く帰ると勤務評定も悪くなりそうだし」
　　　　　　　　私「他人の目が気になってしまうのですね？」
　　　　　　Ｂ先生「そうなんです」
　　　　　　　　私「定年まで、それでいいのですか？」
　　　　　　Ｂ先生「・・・？！」　
　　　　　　　　　　

チェック　②「あなたは、仕事を家に持ち帰っていますか？」
　　　　　　Ｃ先生「持ち帰っています」
　　　　　　　　私「家でお子さん達と夕食をしたり、お話をしたりする事が出来ません　　　　　　　　　　ね」
　　　　　　Ｃ先生「それが残念なんです」
　　　　　　　　私「何とかなりませんか？」
　　　　　　Ｃ先生「？？？？」
　　　　　　　　私「持ち帰る仕事を減らす工夫をしておられますか？」
　　　　　　Ｃ先生「あまり考えていません」
　　　　　　　　私「それは残念！　あなたなりに、いろいろ工夫する余地があるので　　　　　　　　　　　は？」
　　　　　　Ｃ先生「そうですね。私の改善努力が足りなかったと思います。これから自　　　　　　　　　　分なりに考えたり、他の人にも聞いたりして、持ち帰る仕事を少し　　　　　　　　　　でも減らしたいと思います」
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　　　　　どんぐりおじさん
　　　（教育心理研究者。教育カウンセラー）