どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

教育と支配(第6回)・・終

    教育と支配(第6回)・・終


      


<支配>とは、ある人間が、他の人間を、自分の思い通りに動かそうとする傲慢な、非人間的な権力欲です!


<支配>は、人間の自由な行動の前に立ちはだかる<壁>となるのです!


教育(学校教育、家庭教育)の世界にも、いくつもの<支配>があり、<壁>があり、本来の教育を妨害しています。



今回は、親による<支配>を取り上げます。


(3)親が子供を支配する。
こんなことが、本当にあるのでしょうか?
人間として対等なはずの、親と子供の間に、こんなことが本当にあるのでしょうか?
あなたは、どう思われるでしょうか?
この支配には、ネガティブな場合と、ポジティブな場合があります。


(3-1)ネガティブな支配。
この支配は、ネガティブ感情が生徒に表現されます。
ネガティブな感情とは、怒り、不満などのことです。
親は、子供を怒ったり、文句を言ったり、お説教をしたりします。
「どうして、遊びに行く前に宿題をやらないんだ!」
「友達とケンカをしちゃ、ダメじゃないの!」
「どうして、ママの言う事をきかないの!」
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ここまでが、前回。
次からが、今回。
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(3-2)ポジティブな支配。
支配の手段が、<アメとムチ>に例えるならば、ネガティブな支配は<ムチ>であり、
ポジティブな支配は、<アメ>です。
ポジティブな支配が、どのようなものであるかは、次の例で充分ご理解して頂けると
思いますがいかがでしょうか?


「今度、テストで良い点を取ったら、前からあなたが欲しがっていたゲームを買ってあげるからね。がんばってね!」  (終り)
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       どんぐりおじさん
  (教育心理研究者。教育カウンセラー)

          

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