どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

田中先生「あなた(生徒)の好きにしなさい!」(第2回)

田中先生「あなた(生徒)の好きにしなさい」
                            (第2回)
         

田中先生「あなた(生徒)の好きにしなさい!」。
これは、田中先生の心の中にある理想の教育観なのです。
「出来れば、生徒たちに、こう言ってやりたいな」と常ずね思っているのです。


僕は、田中先生にインタビューしました。

「田中先生は、なぜ生徒に、出きれば「あなたの好きにしなさい」と言う教育観をお持ちなのですか?」


田中先生「僕は教師になって、10年になるのですが、生徒との付き合いの中で、いろいろのことを生徒から学んできました。この教育観もそのひとつです。一番大事な学びだと思っています」


「僕は、<生徒の好きにさせる>ことは、いろいろ問題があると思うので、すぐには賛成できない気分なのですが、なぜ田中先生は、この教育観が生徒との付き合いで、最も重要だとお考えになるのでしょうか?」


田中先生「あなたが、僕の教育観に賛成できないお気持は、よくわかります。それは、今の教育は、一般に教師が生徒を指導することが重視されているからです。あなたが僕の教育観に疑問を抱かれるのは,そのためではないでしょうか?」


「おっしゃる通りです!」


田中先生「実は、僕も教師になった頃は、あなたが言われたように<教育とは、教師が生徒を指導することだ>と考えていたのです」


「それが、なぜ今のようなお考えに大きく変わったのですか? 僕はこの点に大きな興味を感じるのですが、いかがでしょうか?」 (つづく)
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さて、あなたは、田中先生が、自分の教育観を大きく変えた原因は、何だとお考えでしょうか?
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      どんぐりおじさん
          (教育心理研究者。教育カウンセラー)



              

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