どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

先生! あなたにとって、教育とは?(その3)・・終り


先生! あなたにとって、教育とは?


               (その3)・・終り

           

教師の皆さん!


*あなたにとって、教育の目的とは、何ですか?
*あなたは、どんな生徒たちを、育てたいですか?



この点について、教師の方が考えていると想定する教育観を書いています。
あくまで私の想定ですから、あなたの教育観と一致するかどうかは、わかりません。


(1)教育の目的とは「生徒たちに、知識を教えることです。
多くの知識を持った生徒たちを、作ることです」。



この教育観は、知識教育を第一に考えています。
この教育観を持った教師の方は、とても多いのではないかと、私は見ているのですがいかがでしょうか?


現代の学校教育は、小学校から大学まで、この知識教育、一辺倒になっているのではないでしょうか?


さて、教師の皆さんにお尋ね致します。
「多くの知識を持った生徒は、本当に、毎日を、生き生きと楽しく生きているでしょうか?」


この問いにお答いただくには、深く考える必要はないのです。
毎日、あなたと一緒に生活している生徒たちの行動、態度、発言を、偏見無く、観察すれだけで、よいのです。


あなたの答は、どのようなものでしょうか?
ある教師Aさんは「OKだ。生き生きとしている」と答える。


また、ある教師Bさんは「NOだ。チットも、生き生きしていない。元気がない。無表情だ。笑ったり、怒こったりしない。ハシャグことがない。昼休みもグランデに出て友達と遊ぼうとしないで、一人で教室で宿題などをやっている。私の言う事に素直に従い過ぎる」と答える。


Aさんにお願いしたいと思います。
「もう一度、生徒の動き、表情などを、よくよく観察して下さい。B先生の様に」。

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ここまでは、前回の一部です。教育に当たって最も重要な内容なので、重ねてお読みいただきたいと思い掲載しました。
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ここからが、今回です。


(2)教育の目的は、生徒の人間形成です。
生き生きした、逞しい生徒を育成することです。
知識教育は、あくまで、この主目的を実現するための補助手段です。


この教育観は、私自身の教育観と同じです。
この教育観の理念と実践についてここで述べることは避けたいと思います。
私がかつて投稿した<教育論>が公開されています。
誠に恐縮ですが、これをご覧いただければ何より嬉しく思います(おわり)。
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         どんぐりおじさん
       (教育心理研究者。教育カウンセラー)



           

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