どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

先生!  あなたにとって、教育とは?(その2)

先生! あなたにとって、教育とは?(その2)         

教師の皆さん!
タイトルを、もう少し明確に表現してみましょう。


あなたにとって、教育の目的とは、何ですか?
あなたは、どんな生徒たちを、育てたいですか?



皆さんに、この2点についてのご意見を募ったのですが、何方からもご返事が寄せられませんでした。ナシのツブテでした。ガッカリしました。


やむ終えませんから、私が考え付く幾つかの教育観を仮定し、それについての私の見解を、これから述べることにします。



(1)教育の目的とは「生徒たちに、知識を教えることです。
多くの知識を持った生徒たちを、作ることです」。


この教育観は、知識教育を第一に考えています。
この教育観を持った教師の方は、とても多いのではないかと、私は見ているのですがいかがでしょうか?


現代の学校教育は、小学校から大学まで、この知識教育、一辺倒になっているのではないでしょうか?


さて、教師の皆さんにお尋ね致します。
「多くの知識を持った生徒は、本当に、毎日を、生き生きと楽しく生きているでしょうか?」


この問いにお答いただくには、深く考える必要はないのです。
毎日、あなたと一緒に生活している生徒たちの行動、態度、発言を、偏見無く、観察すれだけで、よいのです。


あなたの答は、どのようなものでしょうか?
ある教師Aさんは「OKだ。生き生きとしている」と答える。


また、ある教師Bさんは「NOだ。チットも、生き生きしていない。元気がない。無表情だ。笑ったり、怒こったりしない。ハシャグことがない。昼休みもグランデに出て友達と遊ぼうとしないで、一人で教室で宿題などをやっている。私の言う事に素直に従い過ぎる」と答える。


私の答えは、Bさんと同じです。


Aさんにお願いしたいと思います。
「もう一度、生徒の動き、表情などを、よくよく観察して下さい。B先生の様に」。 (つづく)
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     どんぐりおじさん

  (教育心理研究者。教育カウンセラー)



            

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