どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

憂鬱(その3)

                       憂鬱(その3)


                                        


人間が憂鬱になるのは、どんな時でしょうか?
それは、<後悔している時>、と、<心配している時>です。
一つずつ、検討して見ましょう。


(1)後悔。
後悔とは、自分の過去の経験(取り返す事のできない失敗)を思い出し、くよくよと思い悩む事です。


例)「私は、あの時、なぜあんな事をしてしまったのだろう! あんな事をしなかったら、今のような不幸な生活には、ならなかったのに! アー、私は、ダメな人間だ!」などと。


宿題(2)
上例のように、後悔することは、この人にとって、何か意義(意味。価値)が、あるでしょうか?


私の考えを述べたいと思います。
上例のように、後悔することは、この人の幸福にとって、何の役にも立たないでしょう。

クヨクヨと後悔することは、有害なのです。
その理由は、
(1)後悔すれば、その人は、憂鬱になり、暗い気持ちになり、元気がなくなってしまうからです! これは、自分が、自分を不幸にしているのです。後悔している時間が,長いほど、その人は、自分に被害を与え、自分をいじめているのです!


(2)あなたには、今、やるべきことが、次々とあるはずです。自分の生活のために!
自分がやりたい事を、やるために!
買い物に行く。洗濯をする。・・・・。
授業計画を立てる。生徒と対話する。保護者に電話する。・・・。


このような、あなたにとって大事なことが、後悔している間は、出来なくなってしまうからです。
後悔しながら、<今、やるべきこと、やりたいこと>を、同時に、実行する事は出来ません。
あなたは、それで満足でしょうか?



後悔を、自分の幸福に役立てる方法。
後悔は、あなたの過去の失敗です。クヨクヨと考えて、迷路に入ってしわずに、その失敗を、理性的、具体的に考えること。
「なぜ、失敗が起こったのか。 どうすれば、失敗しなかったのか」と。
ただし、当然のことですが、<記憶が、正しい場合のみ>、この方法は役に立つ事を知っておいてください。
私達は、ほとんどの場合、記憶を正確に思い出すことは、出来ないでしょう。
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おことわり
もう、宿題は出さないことにしました。反応が全くなくて、つまらないからです。
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        どんぐりおじさん
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