どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

先生のための<ひとこと集>(第9回)   

 先生のための<ひとこと集>(第9回)
  
                       

一つの発言は、二つの意味を、同時に、含んでいます。
(私の仮説です)。 


この非常に重要な事実は、ほとんどの<おとなの人々>に知られていないと思われるのですが、いかがでしょうか?
<おとなの人々>とは、次のような人々です。
幼稚園、小・中・高の先生。さらに、保護者の皆さん。



さて、一つの発言が、同時に含んでいる、二つの意味とは何でしょうか?


(1)第一の意味。
発言の、<言葉に表現されている内容、そのもの>。


(2)第二の意味。
発言のなかに含まれている、発言者の<心>。
<心>とは、<感情>と<願い>の二つです。



今、佐藤先生と田中君が、対話をしています。

佐藤先生「田中君、宿題やってきたかい?」
田中君「やってきません」(悲しげに)
佐藤先生「ダメじゃないか! ちゃんとやってこなくちゃ!」(怒り)


佐藤先生は、田中君の発言に含まれている<第二の意味>である<悲しい感情>を感じ取っていません。
だから、怒ったのです。



皆さん!
このふたりの対話は、この生徒の成長に役立つでしょうか?
あなたのコメントをお気軽にお伝え頂きたいと思います。
心待ちにしています。
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      いつでもコメントを心待ちにしている
        どんぐりおじさん
        (教育心理研究者。教育カウンセラー)


           

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