どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

先生のための<ひとこと集>(第8回)

お詫び・・・ホーマットが乱れました。それを整えるために、(第8回)を再投稿します。内容は、前回の(第8回)の継続です。
  
先生のための<ひとこと集>(第8回)
   

       

ひとこと ⑧ひとつの発言は、二つの意味を、同時に、含んでいます。 


この非常に重要な事実は、ほとんどの<おとなの人々>に知られていないと思われるのですが、いかがでしょうか?


<おとなの人々>とは、次のような人々です。
幼稚園、小・中・高の先生。さらに、保護者の皆さん。




さて、一つの発言が、同時に含んでいる、二つの意味とは何でしょうか?
(1)第一の意味。
発言の、<言葉に表現されている内容、そのもの>。


(2)第二の意味。
発言のなかに含まれている、発言者の<心>。
<心>とは、<感情>と<願い>の、ふたつです。



今、佐藤先生と田中君が、対話をしています。
佐藤先生「田中君、宿題やってきたかい?」
田中君「やってきません」(悲しげに)
佐藤先生「ダメじゃないか! ちゃんとやってこなくちゃ!」(怒り)


佐藤先生は、田中君の発言に含まれている<第二の意味>である<悲しい感情>を感じ取っていません。だから、怒ったのです。



皆さん!
このふたりの対話は、教育の目的である<生徒の人間的成長>、<人間形成>に役立つでしょうか?


あなたのコメントをお気軽にお伝え頂きたいと思います。
心待ちにしています。
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     いつでもコメントを待っている  
       どんぐりおじさん
      (教育心理研究者。教育カウンセラー)


             

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