どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

教育と支配(第2回)

                 教育と支配(第2回)


                                


<支配>とは、ある人間が、他の人間を、自分の思い通りに動かそうとする傲慢な、非人間的な権力欲です!


<支配>は、人間の自由な行動の前に立ちはだかる<壁>となるのです!


教育(学校教育、家庭教育)の世界にも、いくつもの<支配>があり、<壁>があり、本来の教育を妨害しています。



今回は、その中で最も危険な、強力な<支配>を取り上げます。


(1)政府による支配。
総理は、あるとき、TVでつぎの様に発言しています。
「政府は、教育に介入します」と。

驚くべき、危険な発言です!

政府は、すでに着々と教育に介入しつつあります。
具体的に見て見ましよう。
(1)学習指導要領を大巾に改訂した。

(2)教科書を国家検定とした。
(3)道徳科を正科とした。


政府は、一体、何を目指しているのでしょうか?
それは、明らかです!
政府に都合のよい子供達を作ろうとしているのです。
「国を愛する国民」
「正直で、誠実な国民」
・・・・・・・・・・・・。



戦後の民主教育を、戦前の国家教育に、逆戻りさせようとしていることは疑いようがありません。


教育は、政治と独立したものであり、教師の自主性によって実行されななければなりません。


それなのに、政治が教育を支配しようとしているのです。
教育の自由を破壊しようとしているのです。


私は、政府の動向に断固反対します。
怒りを感じます。



教師の皆さん!
あなたは、政府のこのような動向、政策を、どのように感じておられますか?
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        どんぐりおじさん
   教育心理研究者。教育カウンセラー


           

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