どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

感受性が鋭敏になれば、世界が広がる! (第4回)

教師の皆さん。
一般家庭の皆さん。

今、私が皆さんと研究しているこのテーマは、教育(学校教育、家際教育)と非常に密接な関係があるのです。議論が進むにつれて、その事が明らかにされて行くと思います。どうぞ、ご愛読を宜しくお願い致します。

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感受性が鋭敏になれば、世界が広がる! (第4回)


                                        


(4)感受性(感性)が鋭敏になれば、世界が広がる!
<感性の強弱>と、<世界の広さ>とは、どのような関係にあるでしょうか?


具体的に考えて見ましょう。


*子供(9歳位まで)は、教師や親より、<感性の広い世界>に住んでいます。
だからあんなに生き生きしているのです!!

            




*聴覚の感性が鋭い人は、多くの音域を感じ取ることが出来ます。
この人の音の世界は、とても広いのです。
この人は、広い音の世界に住んでいるのです。
モーツアルトは、私達とは比べものにならないほど、広い広い音の世界に住んでいたに違いないのです!


                





生徒の気持ちに敏感な先生は、生徒の、刻々と変化する多くの気持ちを感じ取り、生徒の性格を適切に判断して、生徒の人間形成を促進する事が出来るのです。この先生は、生徒の気持ちに鈍感な先生より<広い感情の世界>に住んでいるのです。


*刻々と変化する自分の気持ち(感じ)に鋭敏な教師は、そうでない教師より
<広い感情の世界>に住んでいるのです。


*色に鋭敏な画家は、そうでない画家より、多くの色(色は無限にあります)
感じることが出来ます。
色に鋭敏な画家は、そうでない画家より、<広い色の世界>に住んでいるのです。



              




*ビールを飲んでいる時、ニガミだけしか感じない人は、一瞬ごとに、味が変わって行く(にがい→甘い→しぶい→・・・)のを感じ取ることが出来る人より<狭い味の世界>に住んでいるのです。


私が、これまで述べたことを理解された方は、感性が私達の生活や教育に、いかに重要であるかを痛感されたことでしょう。(つづく)
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ここで質問です!
あなたが、あなた自身の感性を高めるには、どうしたらよいでしょうか?
あなたからのコメントを心よりお待ちにしています。


           


     どんぐりおじさん


  (教育心理研究者。教育カウンセラー

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