どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

感受性が鋭敏になれば、世界が広がる! (第3回)

教師の皆さん。
一般家庭の皆さん。
今、私が皆さんと研究しているこのテーマは、教育(学校教育、家際教育)と非常に密接な関係があるのです。議論が進むにつれて、その事が明らかにされて行くと思います。どうぞ、ご愛読を宜しくお願い致します。

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感受性が鋭敏になれば、世界が広がる! (第3回)



            


(2)感受性とは?
人間は、多くの感覚を持っています。
よく五感と呼ばれています。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚。
これら以外にも、多くの感覚が発見されていますが、私達は生理学者ではないので、話を解りやすくするため、この五感のみを考えることにしたいと思います。


感受性(sensibility)とは、五感と呼ばれてる、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚が捉えた感じ)を感じ取る、人間の心の働き、能力です。
一般に、多くの人は、<感情>を<気持ち>と呼んでいるようです。



(3)「感受性の強い人の生活と、弱い人の生活とでは、どのような違いが出てくるでしょうか?」
感受性の強い人は、弱い人より、敏感に、繊細に、自分の心に、一瞬、一瞬、湧き上る多くの感情<感じ>を感じることが出来るのです。



例(1)今、A先生とB先生が教室で授業をしています。
勿論、A先生は生徒たちを良く見ています。
しかし、A先生の感受性(感性)が強ければ、生徒、ひとり、ひとりが、どんな
気持ち感じ)を感じているか、また、同じ生徒の気持ち感じ)の変化を感じ取ることが出来ます。
「a君は、いつも悲しそうだな。bさんは、ニコニコしたり、悲しそうになったり、
気持がいろいろに変化するな」などと。
A先生は、このように生徒の行動から、多くの気持ちを集めることが出来ます。
そうすれば、生徒の性質を良く知り、生徒の人格養成に有効に役立つ事ができるのです。
感受性の弱いB先生は、A先生のような事が出来ません。B先生は、教師としての資質が、Aより劣るのです。



例(2)ある先生が、大勢の生徒たちが昼休みにグラウンドで、生き生きと飛び跳ねて遊んでいるのを見ています。
「生徒のこのエネルギーは、ホントにすごい! 喜びがあふれている!」と感動して
眺めています。
感動する心こそ、感性が強い証拠なのです。

感性の強いひとは、生き生きとしているのです!
生き生きと生活しているのです。


グラウンドで遊んでいる子供達は、感性が強く、生き生きと生活しているのです!
昼休みに外遊びをしない生徒の感性の強さは、はたしてどのようなものでしょうか?
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          どんぐりおじさん

        

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