どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

中教審の<教員の働き方改革>に関する答申。

中教審の<教員の働き方改革>に関する答申(1月25日、発表)


          


(1)答申のポイント(朝日新聞、1月26日、朝刊から抜粋)。
*時間外勤務の上限を「月45時間、年360時間」と設定する。
*教員、学校、地域が関わる業務を整理し、それぞれが担うべき仕事を明確にする。
*「自発的な居残り」とされた時間外の授業準備や部活動などを勤務時間の対象とする。
*繁閑に合わせ、年単位で労働時間を調整し、休日のまとめ取りをする「変形労働時制」を導入する。




(2)私の感想
答申のポイントは、素案のポイントとまったく同じです。
具体的改善策は、一つもありません。
抽象的提案に過ぎません。


これで働き方改革などと言えるのでしょうか?
どこが、どう<改革>される見込みがある、と言うのでしょうか?


私は、強い不満を感じています。
教員の<超・忙しい>勤務状況が、これで改善されるとは、私には全く期待出来ないからです。


教員の皆さんは、この答申をどのように評価されているでしょうか?



次に示した、柴山昌彦文科相の発言が、確実、適切に実行され教員の<超・忙しい>現状が、至急、実際に改善される具体策が発表されることを、私は切望しています。


教員の皆さんが「あー! やっと、これでいい教育が出来るなー!」とホット出来る日が、1日も早く来るように!




(3)柴山昌彦文科相の発言(上記、新聞より抜粋)
この答申を受け「(文科省は)学校と社会のつなぎ役として前面に立って対応する事が求められている。これがスタートであり、これからが本番」と述べた。働き方改革の推進本部を省内に設置し、29日から制度改正などの議論を始めるという。
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    どんぐりおじさん(教育心理研究者)


            

          

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