コロナ感染を防ぐには!(その11)
コロナ感染を防ぐには!(その11)
私達が、コロナ感染を防ぐには、そのための正しい知識を知らねばなりません。
今回も、前回に続き、正しい知識を学びたいと思います。
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株式会社JX通信社、ホームページより、転載。
「マスク着用による新型コロナウイルスの効果」について。
*現時点(本記事公開時点)での情報を紹介しています。
今後の研究結果やデータによっては内容が変わるおそれがありますので、ご注意ください。
*立証されている新型コロナウイルスの2種類の感染経路
新型コロナウイルスに対するマスクの効果を考える前に、まずは現時点で立証されている新型コロナウイルスの感染経路を把握しておきましょう。
新型コロナウイルスの感染経路は現時点で以下の2種類があるとされています。
【飛沫感染】
新型コロナウイルス感染者の咳やくしゃみによって飛び散った飛沫(新型コロナウイルスを含んだ粒子)を目や鼻から吸い込んで感染することです。
現時点では飛沫の最大飛距離は約2メートルであり、それ以上離れていれば感染しないと考えられています。
【接触感染】
新型コロナウイルス感染者による飛沫が手に付着した状態で目・鼻・口などの粘膜に触れると感染することです。
不特定多数の方が触れるドアノブやつり革、手すりなどには十分に注意しましょう。
*マスク着用で新型コロナウイルスの拡散を防げる。
WHO(世界保健機関)が2020年4月6日に発表した「Advice on the use of masks in the context of COVID-19」でも言及されているとおり、現時点では新型コロナウイルス感染者がマスクを着用すれば飛沫感染・接触感染を防ぐ効果があるとされています。
また新型コロナウイルスに感染しても、人によっては少し体調が悪い程度にしか感じられないケースもあり、無自覚のまま出勤などの外出をすると周囲に感染を拡大させてしまうおそれがあるのです。
そのため、咳やくしゃみなど少しでも体調が悪いのなら、万が一のことを考えて外出しないことを前提にし、外出する場合には必ずマスクを着用しましょう。
CDC(アメリカ疫病予防管理センター)が2020年4月3日に発表した「Recommendation Regarding the Use of Cloth Face Coverings, Especially in Areas of Significant Community-Based Transmission」によれば、周囲と距離を取りづらい場所ではマスクの着用を推奨しています。
ただし、前述したWHOの「Advice on the use of masks in the context of COVID-19」でも語られていますが、マスク着用での新型コロナウイルスに対する予防効果は限定的だと考えられているのが現状です。
またマスクを着用することで口や鼻の粘膜に触れるリスクを下げることはできますが、目に触れてしまうと接触感染が起きる可能性がありますし、きちんと顔にマスクを密着させていないと隙間から新型コロナウイルス感染者の飛沫が入り込むおそれがあります。
これらを踏まえてマスクによる予防効果を過信せず、手洗いなどそのほかの対策も徹底的に行うと良いでしょう。
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いつも、コメントを心待ちにしている
どんぐりおじさん
(教育心理研究者。教育カウンセラー)