先生のための<ひとこと集>(第2回)
先生のための<ひとこと集>(第2回)
<ひとこと> ②教育の目的を、達成するための条件とは?
教育の目的が<生徒、ひとり、ひとり、の人間形成、人格養成>である、とするならば、
この目的を達成するために必要な条件は、次のようになると、私は考えています。
(1)先生とその生徒は、ひとりの人間として、対等でなければなりません。
(2)<対等である>とは、<先生が、誠実に、正直に、生徒と対話すること>を意味します。先生のこの態度は、対話していない時でも必要です。
(3)二人の対話には、<温かい心の交流>がなければなりません。
(4)<心>とは、瞬間、瞬間に、人間の心に湧き上る <気持ち(感情)>と<願い>を意味します。
(5)先生と、その生徒は、瞬間、瞬間に、自分たち(先生と、その生徒)の<心>を感知している必要があります。
先生にとって、これは、容易な事ではありません。努力によって、少しずつ向上させれば良いのです。
多くの生徒は、多くの先生より、感受性が強いので、自分(その生徒)の<心>、と、先生の<心>を感知しています。
(6)<温かい心の交流>とは、<先生の心>、と、<生徒の心>が、お互いに、通い合う事を意味します。これは、先生にとっても、生徒にとっても、容易なことではありません。先生も生徒も、まだまだ未熟な人間だからです。
先生「君は、算数がキライなんだね」。
生徒「そうなんです」。
先生「そうなんだ」。
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いつでもコメントを待っている どんぐりおじさん。
(教育心理研究者。教育カウンセラー)