どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

「私、定時で帰ります!」(その8)

「私、定時で帰ります!」(その8)


                       


教師の皆さん。
世間で、働き方改革が唱えられてから、だいぶ経ちました。
さて、皆さんの学校では、いかがですか?
あなたご自身は、いかがですか?



今回は、かなり奇抜な「私、定時で帰ります!」について、
皆さんとご一緒に、いろいろ考えています。




さて、「あなたは、定時で帰れますか?」


私が想定したこれまでの先生方の状況は次のようなものでした。


(1)A先生「既に、実行しているよ」とのことでした」。


                                           



(2)B先生「とんでもない! 仕事が多くて、毎日、残業しないとやっていけません。
超・忙しくて>、倒れそうです!! SOSです!」


                                        




今回は、C先生にお聞きしました。
(3)C「毎日、残業しないとやっていけません。でも、B先生のように<超・多忙>ではありません」

                                      


以下、前回より、C先生とDさんとの仮想対話を続けています。


C「毎日、残業しないとやっていけません。でも、B先生のように<超・多忙>ではありません」
D「そうですか。出来れば定時で帰りたいですか」


C「そりゃ、そうですよ。夕食位、家族とオシャベリしながら、くつろぎたいしね
D「私も、あなたのお考えに賛成です。一つ質問してもよろしいでしょうか?」


C「どうぞ、ご遠慮なく
D「あなたの今の仕事量を減らすような対策を、お考えになったことがありますか?」


C「真剣に考えた事が、ありません
D「そうですか? では、この機会に<仕事量・削減対策>をしっかりと、意識的に考えて見てはどうでしょうか?」 


C「早速、いろいろ考えて見たいと思います。Dさんの考えも、ぜひ教えていただけないでしょうか?
D「わかりました。わたしの対策をお伝えします。どうか、役立ててくださいね。」


C「わかりました。早速、Dさんの方法を検討し、実行し、定時に帰れるようにしたいと
思います



Dさんの提示した対策案。
(1)対策は、次の二面から検討して下さい。
この二面は、一部、連動していることがあります。


(1-1)時間の削減策。
*Dさんの仕事の処理能力をアップさせる。
*優先順位を変える。
*二つ以上の仕事を連続して処理する(二つのテスト問題を、続けて一度に作ってしまう)。

*・・・・・


(1-2)仕事量の削減策。

*カット出来る仕事を見つけ出し、カットする。
*他のクラスの先生が作ったものや、業者がつくったものを利用する(例えば、テスト問題など)。
*・・・・・・


(2)具体的方法。
(2-1)QCDによる方法。
これは、ホーム・ページや本で、Dさん自身で勉強しお試し下さい。
ブログで解説することは難しいからです。


(2-1)フロー・チャートによる方法。
ここでは、この方法を解説します。
まず、C先生の平均的な日常の活動を、フロー・チャートに書いて下さい。
平均的とは、<特別な時、たとえば期末の忙しい時とか、突発的な仕事が発生した時>
以外を指します。



フロー・チャートの例。
朝の会授業(1時間目)休み時間授業(2時間目)→・・・・・→昼休み→
・・・→おわりの会(ここまでは、改善の余地がないでしょう→放課後(ここから、
改善策を考えるデーターが出てきます。C先生、出来るだけ詳しく書いて下さい。フローチャートをじっくりと眺め、(1)に述べたことを検討して下さい。何かしら、良い考えがあるに違いありません。出来れば、一人でなく、仲間と一緒に、チャートを書いたり、
検討したりすると、お互いの改善に大いに役立つと思います。

がんばってください!



次回は、W先生が登場します。

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         どんぐりおじさん
       (教育心理研究者。教育カウンセラー)



             

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