どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

「私、定時で帰ります!」(その6)

          「私、定時で帰ります!」(その6)



                                                   


教師の皆さん。
世間で、働き方改革が唱えられてから、だいぶ経ちました。
さて、皆さんの学校では、いかがですか?
あなたご自身は、いかがですか?


今回は、かなり奇抜な「私、定時で帰ります!」について、
皆さんとご一緒に、いろいろ考えています。



さて、「あなたは、定時で帰れますか?」
私が想定したこれまでの先生方の状況は次のようなものでした。


(1)A先生「既に、実行しているよ」とのことでした(参照・・その2)。


(2)B先生「とんでもない! 仕事が多くて、毎日、残業しないとやっていけません(参照・・その3)


            


私Dは、今、B先生と仮想対話をしている最中です。


D「兎に角、仕事が多すぎるのですね?」
B「そうなんですよ。仕事は、年々、多くなってきています


D「何故ですか?」
B「道徳科が正科になったこと、今年からクラス担任になったことが、主な理由です。


D「これは、大仕事ですね。<超・多忙な毎日>なのですね。」
B[その通りなのです。このままでは、心も体も疲れて、どうにかなってしまいそうです! 何とかしたいのですが、良い考えが見つかりません。Dさん! <超・多忙な毎日>から抜けだすための、何か良い考えがあったらぜひぜひ教えて下さい!」


D「あーー! ほんとにお困りなのですね! B先生は、心身ともに、限界に感じておられるのですね?」
B「そのとうりです! SOSです!


D「あなたは、今、緊急事態です。 とにかく、私としては体を休めて欲しいと思います。今のまま、自分を酷使する事はとても心配です!」
B「では、どうしたら?


D「明日にでも、主任の先生に実状を伝えて、定時で帰って欲しいと思いますがいかがでしょうか?」
B「わたしも、今のままでは、そのうち病気になったしまいそうです! Dさんの言うとうり、すぐ主任さんに相談して、明日から定時に帰ることが出来るようにしたいと思います


Dさんは、早速、主任さんと対策を話し合いました。
主任さんもDさんの健康をひどく心配し、校長先生、教頭先生と話し合い、Dさんの健康が快復するまでの間、次のような暫定対策を取る事に決まりました。
クラス担任を交替する事。かならず定時に帰る事。勿論、仕事は家に持ち帰らない事」。


B先生は、すぐこれを実行していますので、だんだん快方に向うでしょう。(つづく)
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              どんぐりおじさん
            (教育心理研究者。教育カウンセラー



                 

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