＊この画像は、男の子です。つらいのは、女の子も同じです。
くれぐれも、誤解されませんように！　念のため。

＜良い子ちゃん＞は、叫ぶ！
　　「僕、つらいよー！」（その5）・・最後。

　　　　　　　　　　　　

＜今回の研究＞　　　　　　　　　
心の感受性、心の活動が、弱まってしまった＜良い子ちゃん＞が、元のように、元気に、生き生きと生活できるようになるには、教師や親は、どうしたら良いのでしょうか？

幼少時に、おとなによって作られてしまった気の毒な＜良い子ちゃん＞が、そのまま大人になると仮定すると、大部分のおとなは（教師も親も、その他のおとなも）、＜良い子ちゃん＞である、と言うショッキングな仮定にブツカリます。

私のこの仮定が、もし間違いないとするならば、＜良い子ちゃん＞の救済策は、ほとんど不可能に見えるのですが、どうでしょうか？

自分の＜心の感受性＞、＜心の活動＞が、弱まっている大部分の教師が、＜良い子ちゃん＞(生徒）を救済することなど、出来ないのではないでしょうか？

そんなことは、ありません！

まず、教師や、親が、「自分の＜心の感受性＞、＜心の感度＞は、鈍っていないか、どうか？」、どの程度であるか、を具体的に、生活の中で点検して欲しいのです。

＊あなたは、花を見た時、どう感じますか？　色合い、形、大きさ、香りなどを、充分に感じることが出来ますか？

＊あなたは、ビールを飲んだ時、どう感じますか？　ニガミ､シブミ、アマミ、ツメタサなどを、充分に感じることが出来ますか？

＊あなたは、ワインを口に含んだ時、カオリ、アマミ、ニガミ、シブミ、などを、充分に感じることが出来ますか？

＊あなたは、生徒と話しをしている時、自分の気持ち、生徒の気持ちを、充分に感じることが出来ますか？

＊・・・・・・・・・

「私の感受性は、充分だ！」と言える人は、一人もいないのでは、ないでしょうか？
誰でも、不十分なのです。
あなたが、この事に気付くと、不思議な事が起こるのです。

気付きは、パンドラの箱を開けるキーなのです！
気付きは、あなたのパーソナリテイ・チエンジを引き起こすキーなのです！

あなたが「私の感受性は、不充分だ！」と気付いた時、

「もっと、感受性を高めたい」と言う意欲が、あなたの中に湧いて来るのです！！

そして、あなたは、自分の努力で、少しずつ、自分の感受性を高めてゆく事が出来るのです！

人間の中には、不思議な力、エネルギーが、秘められているのです！

さて、最初の問いの答は、次のようになります。

（１）あなた（教師。親）の感受性が高まるにつれて、あなたは、瞬間、瞬間、の自分の気持ちを、以前より、ハッキリと感じることができるでしょう。

（２）あなたが、あなたの気持ちを繰り返し＜良い子ちゃん＞に伝えて行くならば、彼らは、あなたの気持ちを感じるでしょう。

（３）すると、あなたと＜良い子ちゃん＞の間に、心の交流が起こるでしょう。

（４）二人の間の心の交流が、＜良い子ちゃん＞の心に眠っていた感受性を刺激し、

（５）＜良い子ちゃん＞の感受性は、だんだんと高まって、＜良い子ちゃん＞になる前の
生き生きした、健全な姿に戻るでしょう。

結論。あなたは、＜良い子ちゃん＞を救済することが、出来たのです。
しかし、この救済は、あなたの持続する根気と愛情によってのみ、実現するのです。
これは、大変な大仕事なのです。

＊肝心なのは、教師や親が、誤まった＜しつけ＞や＜道徳教育＞によって、＜良い子ちゃん＞を作り出さない事ではないでしょうか！　（おわり）
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　　　どんぐりおじさん。