どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

発言は、3本の撚り糸(より糸)で出来ている(その4)・終り  

発言は、3本の撚り糸(より糸)で出来ている(その4)・終り。
 
               


           


発言は、3本の撚り糸(より糸)で出来ています。
これまで、3回にわたり、具体的に3本の撚り糸(より糸)について述べてきました。
これは、誰でも経験する事が出来る事実です。
しかし、この事実は、あまり知られていないようです。

最後に、あなたが、毎日、何百回となく、家庭で、学校で、あるいは、その他の場面で、他人に発言する時に、ぜひぜひ実行して欲しいことを述べたいと思います。


それは、
<3本の撚り糸(より糸)を、言葉にし、発言しよう!>と言うことです。


一本目・・・感情(喜び。怒り。憎しみ。悲しみ。好き。嫌い。痛い。気持ちよい。苦しい。・・・)


二本目・・・事柄(内容)。


3本目・・・願い(・・したい。・・したくない。・・してほしい。
        ・・して欲しくない)。


二本目は、どうしても、言葉で表現しなければ、対話は成立しませんから、いつでも表現言葉で表現されます。


ところが、おとな(先生。親)は、殆どの発言で、一本目と二本目を、言葉で表現しない
のです。推測して知るしかないのです。ここで誤解が起こり、人間関係が、ゴタツクのです!


しかし、子どもたちは、一本目と二本目を、言葉で性格に表現しています。
「僕は、いやだ!」、「・・したい」・・・・。
だから、子どもたちの発言は、お互いに通じやすく、生き生きしたものになっているのです!


だから、私達おとなも、子供たちの発言のように<3本の撚り糸(より糸)を、言葉にし、発言しよう!>と、私は提案したいのです。
「ママ、うれしいな」。「先生、困ってるんだよ」。
「ママ、お留守番して欲しいんだけどな」。「先生、宿題は、なるべく忘れないでやって来て欲しいな」。

これを、心がけ、実行し、習慣にすることが出来れば、私達の生活は、対話は、すばらしいものに変化するのです!


しかし、これを実現する事は、誰にとっても、極めて困難です。

なぜなら、自分の心を見つめ、三本のより糸を、感知しなければならないからです。
少しづつ、自分の感性を高めて欲しいと思います!!
自分の能力を高める事は困難ですが、その気になれば、出来るのです。
(おわり)
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  どんぐりおじさん


     

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