教師に求められる人間的資質(その1)
教師に求められる<心的能力>(その1)
(Ⅰ) 前書き
教師には、どのような能力や性質が求められでしょうか?
私は次の2種類に分けて考えたいと思います。
(1)頭脳に関する能力
別の言葉で言えば、知的、技術的能力です。
例えば、授業計画、授業の進め方、事務処理などに関する力です。
(2)心的能力(心に関する能力)。
これは、人間的、精神的、心的活動能力です。
簡単にいえば、人格、人間性、人間的資質に関する力や性質です。
例えば、誠実さ、正直さ、集中力、思考力、感受性などです。
上記の(1)と(2)の分類は、便宜上のものです。現実は、一体のものです。同時進行です。
例えば、落ち着いた先生の授業と、短気な先生の授業では、大きな違いが必ず生じるのは当然です。
私が、これから取り上げたいテーマ、先生方とご一緒に考えたいテーマは、上記(2)です。
その理由は何でしょうか。
教育の真の目的は、教育基本法に示されているように<生徒の人間形成>である、と私は
強く感じるからです。
<生徒の人間形成>を実現するには、上記(2)に示した教師の<心的能力、性質)>を向上させるための努力が、もっとも重要な必須条件である、と私は考えるからです。
次回より、具体的検討に入りたいと思います。
お願い。
あなたの考える『教師に求められる<心的能力>』には、どのようなものがあるでしょうか?
お気軽にコメントをお寄せ下さる様、心待ちにしています。
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どんぐりおじさん(教育心理研究者)