モンスター・ママ!(その3)
モンスター・ママ!(その3)
先生の会話。
感じ方(1)の場合。
佐藤「うちの子が、いつまでたっても、算数の成績がよくなりません! 一体、あなたは、どんな指導をしているのですか?」。
鈴木「こんにちは。担任の鈴木です。いつもお世話になります。お子さんの算数の成績が、良くならないので心配しておられるのでしょうか?」
佐藤「そうなんですよ! あなたの教え方が悪いのではないでしょうか?」
鈴木「鈴木さんは、私の教え方にご不満がおありなのでしょうか?」
佐藤「いや、先生の責任だけとは、いえないと思うのですが・・・・」
鈴木「私の責任だけではないかも知れないと?」
佐藤「そうです。家では、ほとんど勉強をしてないし、原因はいろいろかも知れません」
鈴木「そうですか。私も教え方を、いろいろ考えて見ますので、もう少し、お時間を頂きたいのですがいかがでしょうか?」
佐藤「わかりました。先生とお話が出来て、気が晴れました。これからもよろしくお願いします」
鈴木「こちらこそ。嬉しかったです。又、何か有りましたら、ご遠慮なくお電話ください」
佐藤「ありがとうございます。失礼します」
鈴木「失礼します」
解説
鈴木先生は、相手の気持ち(心配、不満、怒り、思い込み)をよく確認しながら、よく聴いています。
その事によって、相手は自分の興奮が和らぎ、平静になりました。
この対話には、<心の交流>があります。
<心の交流>が、人間関係を、より親密なものにします。
<心>とは、< 気持ち (感情)>と< 願い >です。
(注)
上記の対話が正解であるとは言えません。100人、100様の対話があるはずですから。
しかし、感じ方(1)の場合には、すべての対話で、最後には<心の交流>が起こるでしょう。
<心の交流>が起こらなかった場合には、<何か>が、不足していたのです。その<何か>を検証して見る事が大事です。
原因は、相手か、自分か、あるいは両者か?
失敗が続く場合は、検証の為に、録音してして置く事も大事です。
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コメントのお願い。
感じ方(2)の場合は、どのような会話が想定されるでしょうか?
その会話例をお知らせ頂ければ嬉しく思います。
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どんぐりおじさん