想像が、ネガティブな気持ちを作り出す! (第2回)
第一回【後半)と、合わせてお読み下さるようお願い致します。
想像が、ネガティブな気持ちを作り出す!
(第2回)
「こんな事が起こったら、イヤだなー!」と想像すると、誰でも、 ネガティブな気持ち(主に、不安、恐怖)が、必ず発生します。
まず、この文章を分解し、考察して見ましょう。
分解
(1)「こんな事が、起こったら」・・・この人は、未来の事を想像しています。
(2)「イヤだ」・・・この人は、自分が、期待しない事が起こる事(お化けが出る。誰かに叱られる。誰かに軽蔑される。失敗。・・・)を心配しています。
考察
(い)未来の事で、ハッキリ、解かっている事が、何か、あるでしょうか?
明日の朝、太陽が出るでしょうか? 不明です。
夕方まで、僕は生きているでしょうか? 不明です。
未来の事でハッキリしていることは、ただひとつ、「人間は、いつか死ぬ」と言う ことだけです!
(ろ)それなのに、この人は、自分が期待しないイヤなこと(主に、過去の失敗。不快な こと)が起こるか、起こらないかを、確定しよう、ハッキリさせようと、思い巡ら せている(想像している)のです。
(い)と(ろ)を考え合わせると、この人は、起こるか、どうかも解からない<未来のイヤな事が、起こるかもしれない>と、自分が想像して、不安になったり、恐がったりしているのです!
結局、この人は、自分の想像が作り出した亡霊に、怯えているのです。
人間は、誰でも、こうなりやすいのです。
特に、過去に非常に恐い経験(例えば虐待、暴力、レイプなど)がトラウマになっていれば、なおさらです。
しかし、次の2点を、しっかりと理性に刻むことが出来れば、亡霊は薄らぐか、だんだん消えて行くでしょう!
人間は、誰でも、先天的に理性と言う能力を持っているのですから。
(1)未来の事は、いくら考えても、わからない。
だから、未来の事を想像して答を出そうとしないこと。
(2)亡霊(不安、恐怖)は、自分が想像して、自分が作り出 したものであること。だから、自分が想像して、自分が 作り出さなければ、亡霊は存在しないこと。
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想像が、ネガティブな気持ちを作り出す!
(第1回)
「こんな事が起こったら、イヤだなー!」と想像すると、誰でも、 ネガティブな気持ちが、必ず発生します。
ネガティブな気持ち・・・不安、悲しみ、苦しみ、憂鬱など。
これらのネガティブな気持ちは、人の心を暗くし、健全な活動能力、健全な生活をするためのエネルギーを、極端に低下させます。
時には、心の病が起こります。
それなのに、私達は、毎日、何度も「あーなったら、どうしよう? こうなったら、どうしよう?」と想像して、不安を自ら作り出しているのではないでしょうか?
あなたは、いかがでしょうか?
ここからが、重要です。
私達の生活を不幸にする、この大問題を解決する方法はあるのでしょうか?
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