どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

教師に求められる<心的能力>(その11)

  教師に求められる<心的能力>(その11)
          = 何かを正確に知る力


         

何かを正確に知ること。
これほど難しいことが、他にあるでしょうか!


例えば、
*私が、ある生徒の発言を聴いている時に、私はその生徒の発言の<内容>と<気持ち>を正確に聞き取っているでしょうか?


*私は、その生徒の性質を、正確に知っているでしょうか?


*私は、その生徒の成長の変化を、正確に知っているでしょうか?



結論。
私は、正確に知っては、いないのです。
私は、正確に知っている、と思い込んでいるのです。
それなのに、私はこの事実に気付いていないのです。


上記の例は、対象が生徒(他人)ですが、自分自身であっても、結論は同じです。



私は、まず、自分の思い込みに気付く必要が有るのです。
私が、自分の思い込みに気付けば、生活は一変するでしょう。
私は「これは、こうだ」と断定したり、決め付けることがないように注意するでしょう。
そして、生徒や自分を、もっと正確に知ろうと心がけるでしょう。


この時、生徒と先生は、人間として、対等に向き合って、お互いに理解しようとすることが出来るのです。





以上のことは、親と子、その他、すべての人間関係でも同じです。
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       どんぐりおじさん



        

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