道徳教育とは、何か?(第4回)・・終
道徳教育とは、何か?(第4回)・・終
これまでの考察により、次のことが明らかになったと思われます。
(1)道徳は、人間(ここでは子供)の行動を縛る<鉄の鎖>である。
・・第一回、参照。
(2)学校教育の目的は、生徒の人格養成・人間形成である(教育基本法)。
・・第二 回~第三回、参照。
(3)すべての人間は、実現化傾向を有する。・・ 第二回~第三回、参照。
これまでの考察から、
政府主導の<指導要領>による<道徳教育>とは、何でしょう?
この<道徳教育>の目的は、 政府が設定した、多くの徳目からなる道徳観、価値観を、教師が生徒に植え付けようとすることです。
結論(私見)
もし、これまでの考察に、誤りがないとするならば、
*指導要領が規定する<道徳教育>の目的は、<教育基本法に明記されている教育の目的>に違反する事は明らかではないでしょうか?
* この<道徳教育>は、生徒の人間形成を妨害する危険な教育ではないでしょうか?
私は、教育者である<あなた>が、<真の教育(教育基本法に合致する教育)とは、何か>、<生徒の真の幸福とは、何か>を真剣に考えて下さることを切望しています。
どうぞお気軽にコメントをお寄せ下さい。お待ちしています。
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どんぐりおじさん(81才。教育心理研究者)