どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

一日・一言(その47)

<教師に求められる人間的能力>を、一日、一回ずつ、延べています。
「教師は、こうあって欲しい」と言う私の願いです。
この願いは、私の80年の人経験から生まれた仮説です。

(先生方向けに書かれていますが、すべての人にも適用できると思います)。
あなたの確認をよろしくお願い致します。
  
           一日・一言(その47)



      教師に求められる人間的能力(5)
    
<先生の性格を認識する洞察力>
      

人間の心は、多くの人格特性から構成されています。
一般には、その特性の中で、特に強いものが、その人の性質、性格などと言う言葉で
呼ばれているようです。


まず、先生は、つぎのものを出来るだけ正確に観察し続けることが大切です。
(1)自分自身の言動
(2)自分の心に、一瞬、一瞬、湧いては消えてゆく<自分の、気持ちと願い>。


先生は、この(1)と(2)の観察から得られたデーターを集約し、分析し、自分の性格の特徴を知ることが出来るのです。
この時に必要な能力が、洞察力です。


A先生は「私は、親切な人間だ」と認識する。
B先生は「私は、癇癪持ちだ」と認識する。
c先生は「私は、薄情だ」と認識する。
・・・・・・・・・


自分が、自分の性格特性を、より多く知れば知るほど、「私は、自分を、かなり良く知っている」と言えるのです。


先生が、人間として成長するにつれて、自分の性格特性の数と内容は変化して行くのです。


先生が<自分の性格を認識する洞察力>をより強くし、自分を一人の人間として少しずつ向上させて行く事によって、先生は<生徒の健全な人格養成>(これが、教育のただ一つの目的です)に、より多く役立つ事が出来るのです。
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      どんぐりおじさん

        

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