どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

 一日・一言(その45) 

<教師に求められる人間的能力>を、一日、一回ずつ、延べています。
「教師は、こうあって欲しい」と言う私の願いです。
この願いは、私の80年の人経験から生まれた仮説です。
(先生方向けに書かれていますが、すべての人にも適用できると思います)。

あなたの確認をお願い致します。
  
       一日・一言(その45)


   教師に求められる人間的能力(3)
    <生徒の気持ち(感情)を感じ取る能力>


                                       

先生が、一瞬、一瞬、自分の心に湧いては消える<気持ち(感情)>と<願い>を感じ取る能力は、教育の基盤となる非常に重要なものです。
<気持ち>とは、<喜び、怒り、悲しみ、さみしさ、苦しみ、好き、嫌い、・・・>です。

<願い>とは、字の通りです。
対話の場だけでなく、生徒を目の前にしている授業でも、先生は、生徒、一人、一人を見ています。
その時、先生は、「私は、今、退屈しているな」、「私は、今、喜んでいるな」、「もう少し、静かにしてほしいな」などと、しっかり感じていることが重要なのです。

(ここまでは、前回分に<願い>が追加されています。後で前回分を見直したところ<願い>が落ちていた事に気づいたのです。失礼しました)。


しかし、これだけでは不十分なのです。
先生は、生徒、一人、一人の、その時、その時の気持ちを「あの子は、熱心に、私の話をきいているな」、「あの子は、退屈そうだな」など
感じていることも、重要なのです。
先生が、このように感じていれば、より充実した対話や授業が出来るからです。
「みんな、今、退屈しているかな?」、「今日の授業は楽しかったかい?」などと対応できるからです。


このような対応が出来るためには、先生が、その時、その時の<生徒の気持ち>を、感じ取る能力がどうしても必要になるのです。

この能力を高めて行くには、自分の心を見つめる努力が不可欠である事は言うまでも有りません。
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      どんぐりおじさん


        

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