どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

一日・一言(その38)・・子供は、親、先生をどう見てる。

 その日、言いたくなったことを、一言、綴ります。


          一日・一言(その38)
   

 子供は、親や先生を、どう見ているか。


子供(すべての子供)は、親や先生を、どのように見ているでしょうか?
このことをキチンと認識している事は、<親と子供>、<先生と子供>のコミュニケーション・対話において、また、健全な子供の成長のために、何より重要であると、私は考えています。


注)先生とは、公共機関(保育園、幼稚園、学校)の指導的立場にある人々を指すことにします。



(1)子供を、実存的立場から見た場合。
親(親がいない場合は、親に相当する保護者)は、生まれた時から、子供にとっては、自分の生存がかかった、重要な存在であることは言うまでもありません。
自分の命を守る<守り人>です。
保護者とは、よく言ったものです。
<生命の保護者>なのです。



(2)子供を、心理的立場からみた場合。
すべての子供は、親や先生に、依存しています。
心では、まだ、自分と他人が、分離していないのです。
だから、親や先生が、自分を否定すれば、無意識に、自動的に「自分は、ダメなんだ」と感じるのです。このようにして過大な劣等感が植え付けられるのです。


反対に、親や先生が、自分をほめれば、「自分は、優秀なんだ」思い込むのです。誤った優越感が、植え付けられてしまうのです。


このような劣等感優越感は、子供の健全な成長を妨害します。子供を不幸にします。


(3)子供の心情は?
自分の子供や生徒は、親や先生を好きになりたいのです。
親や先生から、好かれたいのです。
大切にされたいのです。
愛情を強く求めているのです。



以上のことを、親や先生が、キチンと認識する事が出来るならば、親や先生が、子供に対して、どのように接することが重要であるかは、私が言うまでもないことでしょう。
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       どんぐりおじさん


         

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