どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

がんばれ!(その1)

        がんばれ!(その1)


         


がんばれ!
この言葉は、次の意味で使われるように思いますが、いかがでしょうか?
(1)単に、<他人を励ましたい気持ち>で使う場合。
(2)他人に、<今より、もっと努力してほしい>と要求する場合。


例)
先生が、生徒Aに「頑張ってね」と言いました。
生徒Aは(1)の意味に受け取りました。
「先生は、僕を励ましてくれたんだな」と。

ここ場合は、何の問題も起こりません。
先生と生徒の友好関係は保たれますから。



例)先生が、生徒Bに「頑張ってね」と言いました。
生徒Bは(2)の意味に受け取りました。
「先生は、僕の努力が、まだまだ足りないと思っているんだな。もっと頑張って成績を良くしなさい、と言っているんだな」と。


生徒Bが、素直に先生の発言を聴き、「よし、これからは、もっと頑張るぞ」と思った場合、先生の発言は生徒の意欲向上に役立ちます。



例)先生が、生徒Cに「頑張ってね」と言いました。

生徒Cは、(2)の意味に受け取りました。

「僕だって、僕なりに頑張っているのに、先生は僕の努力を解かってくれていない!
イヤになっちゃう!」。


この場合は、生徒Cは先生の発言に反発し、学習意欲の低下を引き起こしてしまいました。



問題提起。
おとな(特に、先生や親)が、他人(特に、こども)に対して、「がんばれ」と発言する時、どのような注意が必要でしょうか?


皆さんからのコメントを心待ちにしています。
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どんぐりおじさん


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