「先生の言うとうりにしなさい!」(3)・・最後
「先生の言うとうりにしなさい!」(3)
(4)隠された支配欲。
上の画像のように、よく怒る先生、親(以下、おとな、と書きます)は、外から見ている人からは、<わかり易い支配欲>の表現です。
ところが、外からは解かりにくい<隠された支配欲>があります。
この場合も、おとなのねらいは、<子供を、自分の思いどうりに動かそうとしている>のです。
しかし、当人は、自分の中に潜んでいる<隠された支配欲>を自覚していないのです。
さて、<隠された支配欲>は、おとなの次の様な言動で表現されています。
「私は、あなたの欲しいものは、何でも買ってあげたり、やさしくしてあげているんだから、あなたは、私の言う通りにしてくれるよね?」。
一見、この人は、一生懸命、子供に愛情を注いでいる、愛情深い人に見えるのです。
しかし、その愛情は、子供に見返りを求める自己本位の愛情なのです。
子供を支配しようとしているのです。
子供の幸福を願う愛情ではないのです。
虚偽の愛情なのです。
このようなおとなと生活している子供は、どうなるでしょうか?
子供は、先生や親の言う事は正しいと思っているので、この虚偽の愛情を、真の愛情として、自分の中に取り込むでしょう。
そして、おとなが求める事をよく聞く、物わかりの良い、自己を喪失した<良い子>が出来上がるのです。
<良い子>は、自主性、自発性を失っているので、自分の足では歩けない、依存心の強い、不幸な人間になってしまうのです。
あってはならない、恐ろしい事が起こるのです!
このような不幸な子供を作らないためには、あなたは、どうしたら良いと思われますか?
難問ですが、何としても、ひとり、ひとりが、答えを見つけなければなりません! (おわり)
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どんぐりおじさん