どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

教育新聞(第8号)

第8号 2015年12月14日発行 人格養成のための<新・教育学>


(1)教育とは
*教育の最終目的は、生徒の幸福を目指すものであることは、云うまでもありません。
*教育の具体的目的は、<教師が、次の二つの目的を達成するために、教師が、生徒との間で行う活動>と 考えられます。
①生徒に正しい知識を与えること。
②生徒の人格養成・・・生徒が、自分の幸福に向って、成長して行く能力を強化・促進すること。
*さて、これから皆さんと考えようとする問題は、二番目の<生徒の人格養成>   だけに、限りたいと思います。


(2)生徒の幸福とは
*教師の役割と活動は、<生徒が、自分の幸福に向って、成長して行く能力を強化・促進すること>であろう、と述べたのですが、いったい、<生徒の幸福>とはどのようなものであるべきでしょうか? 東大に入り、一流会社に入り、高い役職につき、高い給料を貰い、立派な家に住むことでしょうか? それとも、これとは別の、何かであるべきでしょうか? 
*さて、皆さんは、どのようにお考えでしょうか? 
<生徒の幸福>を、どのように考えるかによって、教師が生徒にたいする活動は、大きく違ってくることは当然です。たとえば、教師が≪生徒が、良い大学に入ることが、将来の<生徒の幸福>のために重要だ≫と考えるならば、受験勉強に熱を入れるでしょう。テストで良い点を取らせるように指導するでしょう。

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