どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

教育新聞(第45号)

 自分の自己概念テストの結果を検討し、新たな自分を発見する事が出来れば、生徒との関係が、良好な方向に発展して行くでしょう!


人格養成のための<新・教育学>
=対話による、生徒中心の教育=


人間の性格
 *復習
 今、私達は、自分の性格(性質)を知ろうとしています。
 そのためには、
 (1)自分に関する具体的情報収集(第42号、参照)をする。
 (2)自分が集めた「自分に関するデーターの分析」(第43号、参照)をする。
 (3)自己概念を知る(第43号、参照)。
 (4)<自己概念テスト(1)>を試みる(第44号、参照)。
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(6-4)「自分に関するデーター」の分析。
(6-4-3)<自己概念テスト(1)>の結果の検討。

(イ)はじめに、お願い
 あなたは<自己概念テスト(1)>を試みられたでしょうか?
まだ、試みておられない方は、ぜひ実行して欲しいと思います。
この25項のテスト(質問)は、あなたが、自分の現在の「先生と生徒の関係」を知り、これを改善し、教育の目的である<生徒の人格養成>を促進するために、とても重要だろう、と私は考えています。


(ロ)テスト結果の検討
 括弧のついた数字は、前号に示されている25項のテストの数字と同じです。
前号のテストと、あなたのテスト結果を見ながら、私の見解を参考にされて、再検討して下さい。



(1)「私は、生徒に好かれている」について。
 あなたが、実際に、ある生徒に好かれているか、いないかは、わからない事でしょう。


 *しかし、あなたがプラス側に判断している場合、あなたが「好かれている」、と思っている事は事実であり、それは望ましい事です。
 その生徒との関係が、お互いに暖かく感じられるからです。
しかし「すべての生徒に好かれている」と思うのは、マチガイでしょう。
あなたも、生徒も、好みは、人、それぞれなのですから、すべての生徒に好かれるはずもありません。あなたが、生徒達に好かれていようが、いまいが、すべての生徒の成長に関心を持つて、生徒、ひとり、ひとり、と関わって欲しいと思います。


 あなたが、マイナス側に判断している場合、あなたの観察不足があるのではないでしょうか? 
よく観察すれば、あなたを好いている生徒も、かなりいるのではないでしょうか。
「自分なんか、生徒に好かれるわけがない」と思い込んでいるため、あなたを好いている生徒を見落としているのでは?


(2)「私は、生徒に好かれたい」について。
 あなたが、プラス側に判断している場合、好かれたい気持が強いため、好かれることが目的になって生徒にヘツラウ行為に流れないよう、充分気をつけて欲しいと思います。
 言うまでもなく、教育の目的は、好かれることではありません。
 今、私達が目指している<生徒中心の教育学>の目的は、あくまで<生徒の人格養成・成長>を先生が促進する事です。


 *あなたが、マイナス側に判断している場合、「ほんとに、そう思いますか?」と、私はお聞きしたいのです。
 「すべての人間は、出来ることなら、誰からも好かれたい」と願うのが、人間の本来の性質だろう、と私は考えるのですが、いかがでしょうか?
 あなたの判断理由が、私には不思議なだけなのです。
あなたのお考えを、ぜひ教えて頂けないでしょうか?(つづく)
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*ご感想などを、お待ちしています(ドングリおじさん
  takano2424@sky.plala.or.jp                http://donguriojisan.muragon.com/                          

                                        


                              




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