どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

政府は、教員の残業代を払いません!(第1回)   

政府は、教員の残業代を払いません!(第1回)


          



 中教審、特別部会長(小川教授)が、教員の働き方改革に関する見解を発表しました。
( 以下の引用文は、朝日新聞、12月24日、朝刊より)。



この記事を読み、私は呆れ果てました。
以下、引用文に対する私の感想を(・・・)で述べたいと思います。引用文は、部会長の言葉をそのまま「・・・」で示します。



       引用文 (1)


「財務省は、『教員が多忙というが、部活指導などの本来的業務ではない仕事まで抱え込んでいながら多忙解消などのために教員増を要求するのは筋が違う。要求の前に業務の仕分け、軽減を図るべきだ』という考え方です」。


(政府の考え方の本音がよく現れています。教員が置かれている窮状を全く感じていないようです。政府は「教員は国に自分勝手な要求をしている」と強い不満を感じていることが伺えます! 何と不当な言い分ではないでしょうか?)





              引用文(2)


「私の試算によれば、教員の働き通りに教職調整額を支払うとすると、1年間で9000億円から1兆数千億円が必要です。しかし、財源のめどはありません。・・・」。


(要は「政府は、残業代を払わない」と言うことです。「教員は、いまのまま、ただ働きをしなさい」と言うことです。
こんなバカなことがあって、いいのでしょうか!! 民間企業だったら、労働基準法に違反するのは明らかです。 教育を、教員を、あまりにも軽視した冷ややかなものを感じるのは、私だけでしょうか!!)。(つづく)
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(どんぐりおじさん。82歳。教育心理研究者。)

        

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