どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

ネガティブ評価よりも、ポジティブ評価を!(第2回)

ネガティブ評価よりも、ポジティブ評価を!(第2回)・終。


                          



(1)学校教育、家庭教育において、子供を評価する場合、
次の二つの質の違う評価の仕方があると、私は考えます。


(1-1)ネガティブ評価(結果評価、現象評価)。
(1-2)ポジティブ評価(プロセス評価、能力評価、本質評価)。


前回、(1-1)を述べましたので、今回は(1-2)を述べたいと思います。



(1-2)ポジティブ評価(プロセス評価、能力評価)。


これは、(1-1)の反対です。


前回と同じ例で説明しましょう。


例)ある生徒が算数のテストで、クラス平均が80点なのに30点だった。


*先生は、この生徒の点数、30点のみを評価しません。
*この生徒が、プロセス、例えばテスト中やこれまでの算数の授業に、一生懸命努力していたかと言った努力度、授業態度を評価します。
*また、この生徒の算数能力を考え、それも評価します。


もし、この生徒が、算数能力が低いのに努力していたとすれば、先生はこの生徒に次の様に話し、励ますでしょう。
「点数はみんなより低くても、気にしないでね。君は頑張って30点を取ったんだから、先生は、君はすごいと思うよ!」と。


もし、算数に興味がなく、授業態度が良くなくても、これまでの観察から、この生徒の算数能力が低いと判断したならば、この生徒を咎めようとはしないでしょう。(終り)。
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            どんぐりおじさん

         

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