<自分を愛する>と言う事(第4回)
<自分を愛する>と言う事(第4回)
<先生と生徒>、<親とわが子>の人間関係において、私が望まし
くないと思われるパーソナリテイについて、その改善策を検討して
います。
前回は、(イ)を検討しました。
今回は、次の(ロ)の改善策を考えます。
(ロ)すぐ、相手を否定し、咎める人。
先生や親が、子供を、否定したり、咎めたりする発言を繰り返すな
らば、子供の健全な成長が妨げらる事は言うまでもありません。
さて、なぜ、あなたは、子供達を、否定したり、咎めたりするので
しょうか?
*チェック・ポイント(1)
子供の言動が、あなたの道徳観に反している時、相手を否定したり、
咎めたりする、強い感情が起こるのではないでしょうか?
この感情は、怒りに近い強い感情です。
たとえば、「ケンカをしては、いけません!!」、「嘘を付くのは、
悪いことです」などと。
あなたは、子供が善いことをしているか、悪いことをしていないか、
たえず眼を光らせ、見張っているのではないでしょうか。
*チェック・ポイント(2)
人間の行動を、道徳観(善か、悪か)で判断する事は、理性に照ら
して、はたして妥当でしょうか?
ケンカをする事は、なぜ、悪いことなのでしょうか?
嘘をつくことは、なぜ、悪いことなのでしょうか?
この事を、私達は、よくよく考えなければなり
ません。
人間は、誰だって、時にはケンカをしたり、時には嘘をついたりし
ながら、生きているのです。
これが、現実の生活です。これを認めなかったら、生活は出来ませ
ん。この現実を認めず、善・悪の道徳観で、人間の言動を判断するこ
とは、間違いではないでしょうか!
ましてや、学校教育、家庭教育の場に、道徳を持ち込むならば、子
供達はどんな人間になってしまうのでしょうか!
考えただけでも、恐ろしくなります。
*このパーソナリテイの改善策。
あなたが、自分の考える道徳観で子供達の行動を判定していた事、
それは間違いであることに、気づいた時、あなたにパーソナリテ
イ・チエンジ(人格転換)、自己改善が起こるのです。
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どんぐりおじさん
オーシャン・ブルー( 11日,朝 )