どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

愛してよ!(第8回)

お願い・・・この記事のテーマは「学校教育」です。しかし、教育的、指導的立場におられ「先生」と呼ばれている、保育園、幼稚園などの先生方にも、お読み頂ければ幸いです。何かしら参考にして頂けることがあるかも知れないと考えるからです。
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      先生!  愛してよ!(第8回)  

      



4)先生が、生徒を愛する具体的態度とは?

(4-1)生徒が、話しかけて来たら、しっかり聴く。
(4-2)生徒の行動を、よく観察する。
(4-3)生徒の行動を、解釈したり、評価したりせず、あるがままに知ろうとする。
(4-4)生徒に、先生自身の、その瞬間の<気持ち(感情)願い>を、正直に、正確に,、簡潔に、伝える(生徒の行動を否定したり、傷つけたりする発言は、しない!)
(4-5)生徒が、やりたいこと、言いたいことは、自由にやらせる(勿論、怪我をするようなことは、やめさせる)。
(4-6)生徒に、エコヒイキをしない(好きな生徒、きらいな生徒がいても、その感情を、すべての生徒に気ずかれないように注意する)。
(4-7)生徒が、何でも言ったり、何でもやったり出来る<自由な雰囲気>を、教室の中に作る。




(5)先生が、生徒を愛していない具体的態度とは?
   <(4)の反対の態度>。


(5-1)生徒が、話しかけてきても、返事もしない。知らんぷり。無視。
(5-2)生徒の行動を、見ていない。無関心。
(5-3)生徒に、話しかけない。
(5-4)生徒に、やりたいこと、言いたいことを、自由にさせない。
つまり、生徒を、自分の思い通りに動かそうとする。
(5-5)生徒を、エコヒイキする(好きな生徒には、うれしそうに話しかけ、きらいな生徒には、イヤイヤながら話す。その他)。
(5-5)生徒が、何も言えない、何も出来ない<窮屈な雰囲気を>を、教室の中に作る。



以上の事を、完全に実行出来る先生は一人もいません。
どれもこれも、今は、出来ないでしょう。
仕方がないのです。
私達は、みな人間として未熟だからです。


大事なことは、先生が、少しずつ、先生自身の人間性、人格を、高める努力を、生涯を通して続けることではないでしょうか?


このプロセスに、人間の喜び生き甲斐がある、と私は確信しています。
がんばりましょう!(つづく)

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どんぐりおじさん

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