どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

「心の違和感」について(第8回)

  「心の違和感」について(第8回)


      



神経症のパターン(7)
自分が、人に賞賛されたいと言う神経症的欲求。
自己が拡大されたイメージを持っている。
うぬぼれ(自己愛)。


*現実の、自分そのもの(あるがままの自分)ではなく、自分が理想と
する自分(理想の自己)を人に見せて、人の賞賛を得ようとする欲求が
非常に強い。


*自己評価は、自分が<理想の自己>に沿って生活しているか、またそ
の生活が、人の賞賛をどの程度獲得しているかによって決まる。


*人の賞賛を失う事(屈辱感)をひどく恐れる。




神経症のパターン(8)
個人的業績を得ようとする神経症的野心。

*自己評価は、相手が最高・最善の恋人、スポーツマン、作家、労働者など
であるということ、または相手が、相手をそう思っているかどうかで決まる。
結局、自分が、その人を評価しようとしないのである。


*自己評価は、人に手腕家であると認められることによって決まる。
認められないと怒る。


*人を打ち負かすための破壊的傾向がある。
その強さは、いろいろである。


*より大きな達成のために自分を鞭打つ。
その一方では不安がこびりついている。


*失敗の恐怖が強い。(つづく)


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「心の違和感」について(第7回)


神経症のパターン(5)
人を利用し、人に勝つ為には、手段を選ばない、という神経症的傾向。


*人を尊重する場合は、その人が使い物になるか、または利用価値が有るか、
ということが根本的に重要である。


*利用対象は色々だが、金(取引に夢中になる)、アイデア、性的快楽、
感情などである。


*人を利用する事がうまい事を誇りにしている。


*人に利用される事を恐れる。つまり間抜け者になるのを恐れる。




神経症のパターン(6)
社会的に認められ、名声(時には、権力)を得たいという神経症的欲求。


*物、金銭、能力、仕事、感情など、一切のものの価値は、これらが
名声(時には、権力)を得られるか、どうかでで決定しようとする。


*自己評価は、自分が人にどのように受けいるられているか、
いないかだけで決まる。


*人の羨望や賞賛をかき立てる方法(従来の方法や革新的方法)についての
関心が強い。


*外的事情、または自分の内的事情で、社会的地位(面子)を失う事を
恐れる。  (つづく)
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どんぐりおじさん

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