「心の違和感」について(第7回)
「心の違和感」について(第7回)
神経症のパターン(5)
人を利用し、人に勝つ為には、手段を選ばない、という神経症的傾向。
*人を尊重する場合は、その人が使い物になるか、または利用価値が有るか、
ということが根本的に重要である。
*利用対象は色々だが、金(取引に夢中になる)、アイデア、性的快楽、
感情などである。
*人を利用する事がうまい事を誇りにしている。
*人に利用される事を恐れる。つまり間抜け者になるのを恐れる。
神経症のパターン(6)
社会的に認められ、名声(時には、権力)を得たいという神経症的欲求。
*物、金銭、能力、仕事、感情など、一切のものの価値は、これらが
名声(時には、権力)を得られるか、どうかでで決定しようとする。
*自己評価は、自分が人にどのように受けいるられているか、
いないかだけで決まる。
*人の羨望や賞賛をかき立てる方法(従来の方法や革新的方法)についての
関心が強い。
*外的事情、または自分の内的事情で、社会的地位(面子)を失う事を
恐れる。 (つづく)
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どんぐりおじさん
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「心の違和感」について(第6回)
神経症のパターン(4)
権力への神経症的欲求。
*人を、ただただ支配する。
*主義、義務、責任などに献身する。
もっとも主導者としてではなく、一員に過ぎないが。
*人の犠牲、尊厳、感情などを尊重しない。
ただひとつの関心事は、人が自分に服従するかしないかである。
*あらゆる物事に含まれる破壊的要素の強弱に多くの関心を寄せる。
*権力者を盲目的に崇拝し、弱い者を軽蔑する。
*自分の手に負えない事態の発生を恐れる。
*無力感を恐れる。
神経症のパターン(4a)
論理的、推理的に割り切る事によって、自他を制御しようとする神経症的欲求。
(4の一種)。
*知力や論理の全能を信じている。
*感情の力を否定し、軽蔑する。
*先見の明や予想にに最高の価値を置く。
*先見能力に関して、他人より優れていると言う優越感を持っている。
*知的に卓越しているというイメージをぶち壊すものが、
自分自身の中にあれば、それを軽蔑する。
*論理の力に客観的限界を認めるのを恐れる。
*自分が、間抜けになるのを恐れ、また判断を誤るのを恐れる。
神経症のパターン(4b)
意志力の全能を信じようとする神経症的欲求。(4の一種)。
*意志の魔力を強く信じ、そこから得られた不屈の精神を持つ。
*どんな願望、挫折に対しても戦う姿は、荒涼としている。
*失敗を非常に恐れるために、願望を放棄したり、制限したり、
興味を引っ込めたりする傾向が在る。
*一本調子の意志が何らかの制限を受けているのを認めるのが恐い。(つづく)
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どんぐりおじさん