心の違和感」について(第6回)
「心の違和感」について(第6回)
神経症のパターン(4)
権力への神経症的欲求。
*人を、ただただ支配する。
*主義、義務、責任などに献身する。
もっとも主導者としてではなく、一員に過ぎないが。
*人の犠牲、尊厳、感情などを尊重しない。
ただひとつの関心事は、人が自分に服従するかしないかである。
*あらゆる物事に含まれる破壊的要素の強弱に多くの関心を寄せる。
*権力者を盲目的に崇拝し、弱い者を軽蔑する。
*自分の手に負えない事態の発生を恐れる。
*無力感を恐れる。
神経症のパターン(4a)
論理的、推理的に割り切る事によって、自他を制御しようとする
神経症的欲求。
(4の一種)。
*知力や論理の全能を信じている。
*感情の力を否定し、軽蔑する。
*先見の明や予想にに最高の価値を置く。
*先見能力に関して、他人より優れていると言う優越感を持っている。
*知的に卓越しているというイメージをぶち壊すものが、
自分自身の中にあれば、それを軽蔑する。
*論理の力に客観的限界を認めるのを恐れる。
*自分が、間抜けになるのを恐れ、また判断を誤るのを恐れる。
神経症のパターン(4b)
意志力の全能を信じようとする神経症的欲求。
(4の一種)。
*意志の魔力を強く信じ、そこから得られた不屈の精神を持つ。
*どんな願望、挫折に対しても戦う姿は、荒涼としている。
*失敗を非常に恐れるために、願望を放棄したり、制限したり、
興味を引っ込めたりする傾向が在る。
*一本調子の意志が何らかの制限を受けているのを認めるのが恐い。
(つづく)
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どんぐりおじさん
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心の違和感」について(第5回)
神経症のパターン(2)
自分の人生を引き受けてくれる人が欲しい、と言う神経症的要求。
*完全な相手中心主義。相手に人生上の一切のことを見てもらい、
善悪のけじめも付けてもらいたいと望む。
相手としては、操縦上のうまい、へたが重大問題となる。
*「愛」はすべてを解決すると考えて、「愛」を過大評価する。
*相手に捨てられるのではないか、と言う強い恐怖がある。
*ひとりでいられないほどの強い恐怖がある。
神経症のパターン(3)
生活領域を制限しようとする神経症的傾向。
*慾が無く、些細なことに満足感を見い出し、
望みとか、願いとかは物質的なものに限っている。
*目立たないようにし、いつも人のうしろに、くっついている。
*実際の持っている自分の能力や可能性を見くびって、
謙虚、遠慮を最高の美徳と心得ている。
*消費よりも、蓄財に熱心。
*人に要求する事を恐れる。
*大きな願望を持ったり、それを押しとうそうとしたりするのを控える。
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*コメントをお気軽にお寄せください。
いろいろ話し合いましょう。
どんぐりおじさん