どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

新・教育学(その4)

先生方だけでなく、ご家庭の皆さんにも、 ご覧いただきたいと願っています。      
生き生きした子供を育てるために。


人格養成のための<新教育学>(その3)
   = 対話による生徒中心の教育=


   


(Ⅵ)実現化傾向が発揮される条件


実現化傾向は、潜在的能力です。


例えて言えば、植物のタネの中に潜んでいる生命力の様なものです。
その植物の成長に適した水、土、光、肥料、その他の、必要・十分な条件が、与えられなければ、タネは、発芽し、成長し、花を咲かせることは出来ません。


人間の場合、すべての個人が、持って生まれた多くの潜在能力が、十分に発揮され、実現されるためには、<適切な条件>、<適切な環境>が必要となるのです。
<適切な条件>、<適切な環境>が、もし不十分であれば、人間の健全な成長・発展は、不十分になります。
この必要な条件がまったく、与えられない場合は、残念ながら、人間は、その時に、死んでしまいます。
非常にきびしいことですが、人間に限らず、生命の掟といえるでしょう。


では、< 適切な条件>、<適切な環境> とは、どのようなものでしょうか?


           それは、<自由な環境>です。


教師や保護者が、子供たちのために出来ることは、ただ一つ、<自由な環境>を、全力で、与えようと努力をすることではないでしょうか。
しかし、教師や保護者 とも、みな、未熟な人間ですから、不十分な事しか出来なくても、それは仕方のないことです。


子供達を、大切に見守りながら、子供達に <自由な環境> を与えようと努力する事、この意志こそが大切なのだと、私は考えています。


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      どんぐりおじさん


        

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