どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています。

教師に求められる人間的能力(6)   <先生が自分の性格を認識する洞察力> ・・= 自己概念テスト結果の分析(14)=

   教師に求められる人間的能力(6)


 <先生が自分の性格を認識する洞察力>
     = 自己概念テスト結果の分析(14)=


      

(17)私は、生徒を、注意する。
M先生と、Wさんが話し合っています。


W「M先生は、<+2>ですか?」
M先生「そうです。年中、注意します」


W「<そんな自分>をどう思われますか?」
M先生「私は、教師ですから、生徒が、悪い事をしていたら、良い方向に育てるため、注意するのは、当然だと考えています。だから、<年中、注意する自分>は、このままでよいと思っていますが、Wさんは、どう思いますか?」


W「そうですね。Mさんのお話を聞いていて、確認したい事が出てきましたのでお尋ねします」
M先生「どうぞ」
  
W「それは、M先生の教育観、教師観です。Mさんは「教育とは、生徒に、良いこと、悪い事を教えることだ。これこそが、教師の役割だ」とお考えのように、私は理解したのですが、いかがでしょうか?
M先生「その通りです。それこそが、教育であり、教師の役目だと強く考えています。これまで、この考えで実行してきたし、これからも、この考えで生徒と関わっていくつもりです」


W「そうですか。これで、先生の教育観、教師観が、はっきりしました」


さて、今、これをお読みのあなたは、M先生の教育観、教師観を、どう思われますか?


W「M先生の教育観によれば、人間の行動は、<良い行動>と<悪い行動>の、二つに分類できるのですね?」
M先生「そうです」


W「具体的に、説明して頂くと、解りやすいと思うのですが、どうでしょうか?」
M先生「そうですね。生徒がケンカをしていたら、『やめなさい』と注意します」


W「なぜですか?」
M「ケンカは、悪い事だからです」


W「そうですか。私は、ケンカは悪い事だとは考えていないのです」
M先生「これは驚いた! なぜですか?」」


W「生徒は(生徒に限らず、すべて人間は)、自分の体験から、何かを学び取り、成長して行く、と私は考えているからです。ケンカをした事のない人は、ケンカの<味>がわかりません」
M先生「なるほど。その考えは、解るような気がします。では、Wさんは、生徒のケンカを、黙って見ているのですか? ケンカを生徒に体験させるために!」


W「そうです。黙って、ジッと観察を続けます。怪我をしそうな殴り合いが始った時だけ、力ずくで止めに入ります。怪我をしてしまうと、後が、いろいろとヤッカイになるからです。それだけのことです

さて、以上で、M先生とWさんの教育観が、ハッキリしましたが、あなた自身はどのようにお考えでしょうか? 
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             どんぐりおじさん
  

                           




      




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