どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

 一日・一言(その49)

<教師に求められる人間的能力>を、一日、一回ずつ、延べています。
「教師は、こうあって欲しい」と言う私の願いです。
この願いは、私の80年の人経験から生まれた仮説です。

(先生方向けに書かれていますが、すべての人にも適用できると思います)。
あなたの確認をよろしくお願い致します。
  
          一日・一言(その49)


       教師に求められる人間的能力(5)
      
<先生の性格を認識する洞察力>


                     

     自己概念テスト結果の分析(1)


おことわり
次に示す分析は、あくまで、私なりの分析です。
あなたによる分析の参考程度にご覧下さい。
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(1)「私は、生徒に好かれている」について。
あなたが、実際に、ある生徒に好かれているか、いないかは、わからない事でしょう。
しかし、あなたがプラス側に判断している場合、あなたが「好かれている」、と感じている事は事実であり、それは望ましい事です。その生徒との関係が、お互いに暖かく感じられるからです。しかし「すべての生徒に好かれている」と思うのは、マチガイでしょう。あなたも、生徒も、好みは、人、それぞれなのですから、すべての生徒に好かれるはずもありません。あなたが、生徒達に好かれていようが、いまいが、すべての生徒の成長に関心を持つて、生徒、ひとり、ひとり、と関わって欲しいと思います。


あなたが、マイナス側に判断している場合、あなたの観察不足があるのではないでしょうか? よく観察すれば、あなたを好いている生徒も、かなりいるのではないでしょうか。「自分なんか、生徒に好かれるわけがない」と思い込んでいるため、あなたを好いている生徒を見落としているのでは?
あるいは、あなたの観察が、事実なのかもしれません。
生徒の観察眼は、鋭いものがあります。もし、生徒の多くが、あなたを好いていないとすれば、なぜなのか、あなたの言動を見直して欲しいと思います。


(2)「私は、生徒に好かれたい」について。
 あなたが、プラス側に判断している場合、好かれたい気持が強いため、好かれることが目的になって、生徒にヘツラウ行為に流れないよう、充分、気をつけて欲しいと思います。言うまでもなく、教育の目的は、好かれることではありません。今、私達が目指している<生徒中心の教育学>の目的は、あくまで<生徒の人格養成・成長>を先生が促進する事です。


あなたが、マイナス側に判断している場合、「ほんとに、そう思いますか?」と、私はお聞きしたいのです。「すべての人間は、出来ることなら、誰からも好かれたい」と願うのが、人間の本来の性質だろう、と私は考えるのですが、いかがでしょうか? あなたが、マイナス側に判断された事を咎めているのではありません。あなたの判断理由が、私には不思議なだけなのです。
あなたのお考えを、ぜひ教えて頂けないでしょうか?
(つづく)
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    どんぐりおじさん


       

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