どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

一日・一言(その40).. 教育と評価(その2)

               一日・一言(その40)



                      教育と評価(その2)


                       


先生は、生徒の、何を、評価しているのでしょうか?
先生から見える、生徒の行動、作品、テストなどを評価していることが、多いのだろうと思います。
簡単にいえば、先生は、生徒の外側を、評価していることが多いのだろうと思います。
*「あの子は、よく挨拶をする。よろしい」
*「あの子は、何時も、算数が30点だ。ダメだ」
*「あの子は、いつも、遅刻する。NG」
*「あの子は、作文が、優秀だ」
*「・・・・・・」


生徒の外側を評価して、生徒を、良い方向に持っていこうとします。


この外側評価は、結果だけの評価です。
しかも、評価の判断基準は、先生の価値基準です。
A先生が「この絵が、良く描けている」といったって、B先生は「大した絵じゃない」と判断するかもしれません。


私が言いたいのは、A先生の評価は、
(1)A先生の眼に映った生徒の外側評価であり、
(2)A先生自身の価値基準による判断であり、
(3)自分の評価は、正しい、と思いこまないで欲しい、
ということです。


先生が、このことをキチンと認識しているならば、たとえ生徒の外側を評価したとしても、生徒の成長を妨げるような指導は行われないと考えているのです。
しかし、先生が、自分の評価が正しいと思いこんで生徒指導をした時には、生徒の成長を妨げる危険性が生じるだろうと、私は危惧しているのです。(つづく)
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     ドングリおじさん

       

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