どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

<一日・一言>(その15)

その日、言いたくなったことを、一言づつ、綴ります。



                  <一日・一言>(その15)



<私が、今、やりたいこと>を、抑制するもの。


                ブレーキ(その5)
                良い子その1)


良い子
ここで言う良い子とは、良い子の心理のことです。


ですから、年齢には関係ありません。
3歳の
良い子もいれば、10歳の良い子もいれば、40歳、50歳の良い子もいるのです。

僕の観察に寄れば、程度の差はありますが、すべての人間の心に、
良い子の心理宿っているように見えます。




これから良い子の心理を分析したいと思います。
これを読まれたすべての人の心に、
この心理が宿っているに違いありません。
「私には、心当たりがない」と言われる方は、自己観察が不十分なのだ、と僕は思います。



良い子の心理とは?
良い子の心には、他人、特に自分にとって重要な身近な人、たとえば親、妻、担任の先生などから、「ほめて貰いたい」と言う願望と「嫌われたくない」と言う二つの願望が、表裏一体となっていて、同時に湧き上がって来ます。

これが、
良い子の心理です。

この心理は、本人が気づいていないことが多いと思われます。


この心理が、なぜ、「私が、今、やりたいこと、言いたいことを、実行しようとする時に、ブレーキになるのでしょうか?



そのカラクリ、メカニズムは?


そのメカニズムは、次のようになります。
ほめられたい」、「嫌われたくない」と言う二つの願望は、「もし、私が、今、やろうとしていることを実行したら、相手に嫌われるかもしれない」と言う不安、または、怖れを惹き起こすことがあります。


この不安あるいは恐怖が、
ブレーキとして働くです。
私が「やるのは、やめておこう」、「言うのは、やめよう」と
決めた時、ブレーキが掛かったのです。
車はSTOPしたのです


私が、今、やろうとする行動は、コミュニケーション・対話の場合と、対話以外の場合があります。


コミュニケーション・対話の場合に、このブレーキが掛かると、「私が、今、言いたいこと」は発言されません。
恐くて、発言出来ないからです。
ここに健全なコミュニケーション・対話は、あり得ません。



さて、ブレーキ対策は?


それは、私の心に、良い子の心理が存在している事に気付くことです。そうすれば、この心理に支配されることがなくなるでしょう
私の心に不安怖れが起こって来ても、それを自動的に
ブレーキにしないで、私が、今、言いたいこと、やりたい事を、実行するか、しないかを、自主決定するが出来るようになるしょう。


ほめられたい」、「嫌われたくない」と言う願望は、人間として、しごく自然な感情なのですから、存在していても良いのです。


不安、恐怖が起こって来ても構わないのです。


***要は、自分が、ブレーキにしなければ良いのです。





以上が、僕の考え(仮説)です。
僕の人生、81年から生まれた仮説です。
僕は、24歳の時、自分が良い子であることに、気付いたのです。


あなた自身も、ご自分の心を観察し、あなたの仮説を立てて欲しいと願っています。
そして、あなたが、より自由に行動し、あなたの人生を充実させて欲しいと願っています。  (つづく)


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     どんぐりおじさん


        

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