どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

人間関係とコミュニケーション (第24回)

心(気持ち)の交流>のみが、人間関係を豊かにし、人間を幸福にするでしょう。



(7)<母と子>の人間関係(さいご)


(8-1)子供の性格上の問題=ケース・スタディ=(さいご)


(ィ)母親の愛情を、期待しすぎる子供(さいご)


子供が、母親の愛情を求め、それを与えてくれる事を期待するのは、先天的な性質ではないでしょうか?


)ここで言う<子供>,<母親>に、年齢制限はありません。


乳幼児は、母親の愛情がなければ、生物として、生き延びることが出来ません。


しかし、子供は、時間と共に、母親の愛情がなくても、自分だけの力で、生きていけるように、少しずつ、母親から、独立して歩いていけるように、ならなければなりません。これが、離れです。
これが人間としての、健全な成長です。
しかし、すべての人間にとって、
乳離れほど、難しいものはありません。一生かかっても、出来ない困難な大仕事なのです。


母親にとって、子離れが、一生かかっても、出来ない困難な大仕事なのと同じです。


今、問題にしている<母親の愛情を、期待しすぎる子供>は、上記に述べた乳離れが、進んでいないのです。まだ、乳房に吸い付いているのです。



私の実例をあげてお話しましょう。


去年のある日、夜、風呂に入ろうとしたら、湯が冷たいのです!
私は、怒って、女房に叫びました!
「何で、風呂が沸いてないんだ! 風呂ぐらい、沸かしとけよ!」と。


このことがあった後、私は、考えました。
「私は、なぜ、あんなに怒ったのだろう?」と。


そして、<次のような自分>に気付いたのです。

私は、妻(心の母親)が、<私のために風呂を沸かしておいてくれる>と言う愛情(やさしさ)を求めていたこと。
しかも、妻が、この愛情を、私に与える事を<当然のことだ>と考え、期待していたこと。
私の、この考えは、間違いであること(妻は、私に愛情を与えるために、生きているわけではありません)。
私は,80歳になりますが、乳離れが出来ていないこと。

こういう自分>に気付いた後、私のために、妻が、いろいろやってくれていることが、ハッキリと見えてきました。感謝の気持ちが、少し、出てきました。
こういう自分>に気付いて良かったと私は思っています。
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     どんぐりおじさん 

      

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