教育新聞(第65号)
道徳観は、生徒の自由を、かならず、妨害します。
人格養成のための<新・教育学>
=対話による、生徒中心の教育=
「あなたは、こんな時、どうしますか?」(つづき)
=ケース・スタディ=
(3)生徒が、授業中、「先生! トイレに行き たい!!」と言った時。
わたしなら、即座に,
「行っておいで!!」と言います。
なぜなら、生理的、緊急事態だからです。
いつでも、どこでも、どんな場合でも、生徒の身体的、生理的緊急事態には、なるべく 速く対応する事が、必要だ、と私は考えるからです。
あなたは、なぜ、こんな、問題にもならない事を、私がここで取り上げたのか、不思議 に思いませんか?
それは、私は、前に、ある人から、次のような話を聞いた事があって、気になっていた からです。
とても重要な教育上の大問題として、ハッキリと記憶していたからです。
どうしても、ここで取り上げたかったのです。
授業中に、ある先生が、上記のような事態の時、「今は、授業中だから、ガ マンしなさい!!」と叱ったのだそうです。
トイレに行く事を許さなかったのです!
その生徒は、とうとう、もらしてしまったのです!
なぜ、この先生が、このように対応したのでしょうか?
その先生の考えが、どのようなものであるかは、誰でも判断できるでしょう。
その先生の道徳観が、生徒の自由を禁じたのです。
恐ろしい事です。
どんな場合でも、道徳的判断は、生徒の、いや、すべての人間 の自由を禁じるのです。
*さー! あなたなら、どうしますか? ==⇒ なぜ、そ うするのですか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
*ご感想もよろしく!(どんぐりおじさん)
ブログ http://donguriojisan.muragon.com/
メール takano2424@sky.plala.or.jp