教育新聞 (第62号)・・・中篇
人格養成のための<新・教育学>
=対話による生徒中心の教育=
自己概念の検討(つづき)
(24)「私は、生徒の成長を願い、見守っている」。
先生のこの態度が、最も基本的な、最も重要な先生に求められる資質ではないでしょ うか?
この態度は、生徒に自由を与えています。
生徒をひとりの人間として尊重しています。
生徒が、自発的に、動き出す事を、大切にしています。
この態度が、先生と生徒の関係に、一番求められる条件だと思います。
しかし、先生がこの態度を持ち続けう事は、容易ではありません。
なぜなら、先生の強い忍耐力が、必要だからです。
ツイツイ、自分の方から旗を振って、「こっちに、おいで!」と言いたくなるからで す。