どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

先生のための<ひとこと集>(第19回)

       先生のための<ひとこと集>(第19回

                                   

ひとこと ⑲ 自己改善のチャンスは、どこにあるのでしょう?

先生や親が、少しずつ、自己改善(自分の性格の改善)し、人間的成長を実現しなければ、子供の健全な成長を促すことは決して出来ません。

では、自己改善のチャンスはどこにあるのでしょうか?
そのチャンスは、至る所にあるのです。
私達は、その大切なチャンスを、残念ながら見逃してしまっていることが多いのです。


これから、そのチャンスを探って見たいと思います。



チャンス(1)<他人から、自分の性格の欠点を指摘された時>
ある時、生徒が先生に言いました。
生徒「先生は、よく怒るね」


こんな時、先生は「余計なお世話だ」と思わないで欲しいのです。
この時、先生が「そうかな? 私はよく怒るかな?」と感じて欲しいのです。そして、その後の自分の気持ちをチェックし、生徒が言ったように、「自分は怒りを感じることが多い」事に気ずくことが出来、さらに「こんな自分は、イヤだな」と強く感じる事が出来たならば、先生は、その時、自己改善をスタートさせたのです。




チャンス(2)<自分が、イヤな思いをした時>
例えば、A先生が同僚と言い争い、ひどくイヤな思いをし、その後、その同僚と気まずい
関係になってしまいました。
そして、A先生は「こんなことには、なりたくなかったのにな。何で、こんなことになってしまったのかな? 何で、あの時、同僚と言い争いになってしまったのかな?」と考えました。
そして「自分が相手の考えを否定し、咎めたから、言い争いになってしまったのだ。自分は、相手をすぐ咎めるイヤな欠点があるな」と気付いたとき、A先生の自己改善がスタ


ートしたのです。
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どんぐりおじさん
          (教育心理研究者。教育カウンセラー)



              

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