どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

教育新聞(第36号)

生徒の性格を知るには、
  まず、先生自身が、
    自分自身の性格を知る必要があるでしょう!



  人格養成のための新・教育学
     対話による、生徒中心の教育

                                    

 
 人間の性格(その2)


  (4)他人の性格を、知るには?
     他人(生徒、子供など)の性格を知るには、     
     まず、自分(先生、親など)が、
      「何か」を、
        経験している必要があります。



     論理的に考えても、
     あるいは、私の経験から考えても、
      どうしてもそうなる
       と私は思いますが、いかがでしょうか?
   

    たとえば、自分(先生、親など)が
     怒りや喜びを
      経験したことがないのに


    他人(生徒、親など)が、
      今、感じている怒りや喜びを、
       どうして知ることが、出来るでしょうか! 


    繰り返しになりますが、
     自分(あなた自身)が、
      『何か』を経験したことがないのに、


     他人(生徒、親、など)の『何か』を
      知ることは出来ない相談でしょう。


    自分が、
     他人を正確に知るには、


    まず、自分自身が、
       多くの経験をしている事が、
        他人を正確に知るための
         必須条件、前提条件でしょう。


    先生や親が、
     生徒や子供を知るには、


    まず、先生や親が、
     教育現場や家庭生活で、
      いろいろの経験をすることが
       何より重要です!!


     笑ったり、
      泣いたり、
       怒ったり、
        自慢したり、
         ケンカをしたり!!!
   

(5)自分の性格を、知るには?



  (5-1)ブレーキが、かかると、経験が出来ない!


    他人(生徒、子供など)の性格を知るには、
     まず、自分(先生、親など)が、
      いろいろの経験をする必要があります。


    言葉で書けば、これだけ、ただの3行です。


    あなたは、
     「あ、なるほど。これなら、私にも、簡単に出来そ    うだ」と思われるかも知れません。


    ところが、これは、実は、簡単ではないのです。
   

    誰にとっても、そうなのです。


    なぜでしょうか?


    すべての大人の頭の中には、
     多くのブレーキがあるからです。




   怒っては、いけない」、「ケンカは、いけない」、    「嘘をついては、いけない」、・・・・・


    これが、ブレーキです。禁止令です。


    あなたの中にも、
     思い当たるブレーキがあるでしょうか? 


    かならず、あるはずです。


    「私は、ないよ」と言う人は、
      自分の心を見つめた事が
       ない人では
        ないでしょうか? 


    このブレーキは、人によって異なります。


    ブレーキの数も、人によって異なります。


    ブレーキの数が多い人ほど、
     その人は、不自由です。


    その人が、
      経験することが出来る数は、
       少なくなります。


    それは、当然です。


    ケンカをしては、いけない
      と言うブレーキを持っている人は、
       ケンカを経験することが出来ません。


     ケンカをしたい感情があっても、
      ブレーキがかかってしまうからです。


     また、不思議なことに、
      実際は、「自分が、ケンカをした」のに、
       「自分は、ケンカをした」
         と自覚しない場合があるのです。


     結局、この場合も、
      この人にとっては、 
       「ケンカを経験(体験)した」ことに、
         ならないのです。


人間とは、実に、不思議な生き物です!


残念ながら
 すべての大人(先生や親など)は、
   自分が持っている
ブレーキのため、
     いろいろの経験を体験することが、

       とても困難です!



あなたの頭にあるブレーキ
 あなたが、
  やりたいことに
   ブレーキを駆け
あなたが、やりたいことを
  やらせないからです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

生徒たちは、どうでしょうか?


子供達には、
 ほとんど、ブレーキがありません!


だから、あんなに、
  生き生きしているのです!

何でも、やりたがります!


そして、いろいろ体験しながら
  自らの力で
   成長していくのです。


生徒自身の経験が、
  生徒自身を
    育てて行くのです。


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上記のことが、
 正しいとすれば
 (私は、80年の人生経験から、
    上記の事に、
     大きな誤りは、ないだろう、
      と確信しているのです)

教師の役割は、
教育のなすべきことは
 生徒に、
  自由な雰囲気、
   自由な場を提供し

 生徒に、思う存分
  やりたいことを、
   やらせること。


やたらに、ブレーキを,駆けない事です!

生徒の健康を
  害する心配(怪我、食べすぎ、睡眠不足、・・・)が、
    あるときのみ
      ブレーキを、駆ければ良いのです。
教師が、
 生徒に
  善い事
    悪い事
     教えようとすることは
生徒の心に
  恐ろしいブレーキ
   植えつけようとしているのです。

           


        (ドングリおじさん)


 










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